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サイフォン
あら/しおんりーですよ! 小説がありますが、実在の人物様とは関係ない!という事になっております。ご了承ください。
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※気をつけてください

ちょっとだけお兄ちゃん同士の恋、が絡んでます
女の子なんて、まったく一切、絡んでないです。そんな恋を見たい!いや、求めてたよ!!!!
っていうお姉さんがた、どうぞー。
もちろん、その世界の常識を兼ね備えてる方のみで、お願いします!
やまとかぜのお兄さんたちと同じ名前で、同じ職業だけど、他人の空似だと思ってくださいね^^




ちょっとパラレルな感じを書いてみました。
おーのさんであって、おーのさんではない。
ん?
※一番重要!なるせせんせい、じゃないからね!なるせさんとは別人格だと思ってください!




読んでみてください、ドウゾー ↓


俺は、リーダーのドラマにお邪魔したわけだけど。

「こんにちは、なるせりょうです」


なんで、俺の家に、ご本人様が来てるわけ?
ちょっと、リーダー疲れてんの?
夏バテ、いや、寝無さ過ぎ…はたまた、頭が本気でおかしくなったとか…
ドアを開けたそのままに、俺は開いたままの口を閉じることなく、目の前の男を見てるわけで。


「…にのみや、さん?」


信じて貰えないだろうが、本当にドラマから出てきたように、柔和な口調で、彼は重そうな鞄を片手にしている。
もちろん、黒いスーツを身に包んで。
俺が疲れてんだ…、そう思った俺は頭を振って、目の前にある現実から逃れようとした。けど。

「あの…」
「…リーダー…、なにがしたい、の?」

引き攣る顔をよそに、俺はドアを静かに閉めながら、問いかけた。
しかし、リーダーの顔をした、なるせさんは優しく笑い掛けてくる。

「なにをおっしゃってるんですか?あ、失礼しました、こちらをお渡ししなければ…」

こなれた感じで懐から取り出され、差し出された名刺。
まさしく「なるせ弁護士事務所 なるせりょう」と書かれている。
ドラマの美術品の、一部…じゃないの、これ?
人一倍、疑い深い俺。もちろん信じるわけは無くて。いくら、愛しいりーだーの姿をしても。

「ドッキリ?ちょっと、もう驚いたからさー、止めようよ。こういうの…」
「…?どちらの方とお間違いになられてるんですか?」

さすがに腹が立ってくる。
苛立つ声。

「で、じゃあなるせさんは、俺になんのよう?」
「おおのさんについて伺いに参りました」

いや、おおのはアンタだろ、って言葉を飲み込んで、俺は頭を掻いた。
意味はさっぱり呑み込めないし、なにを言っても通じない。
リーダーの顔をした、別人。
台本がないのに、敬語は完璧みたいだし、隙が無い。
気持ち悪いけど、本当に俺の知ってるリーダーじゃ、なさそうで。

「わかりました、どーぞ、上がって」


観念して、家のドアを開けた。
一つ頭を下げてなるせさんは、俺の家に上がった。
ソファに座る俺に、カーペットの上で正座して、俺を見上げているなるせさん。
違和感たっぷりで、調子が狂う。


「すみません、別におおのさんが関係している訳では無いんです」
「は?」
「あなたにおおのさんの事を話せば、きっとお話を聞いていただける、そう思いまして。」
「…なんで?」

「興味を、持ったからです」


まっすぐな目で、俺を見てる。リーダーの目とは、違った色香を帯びた輝きを放って。
背筋が凍りつくような、感覚。

「わたしは、おおのさんであり、おおのさんではありません。おおのさんから人格作って頂いた、その中の、一人になります。」

そういって彼は続けた。演じてる中で、リーダーの中に、なるせりょうと言う人格を完璧に作り出してしまったこと、すでに撮影が終わった中でも、リーダーの中ではなるせりょうが入れ替わってしまうこと、それにリーダーは気づいてない事、しかしなるせさんの記憶にはおおのさんの行動を全て把握していることを、事細かに俺に話した。
二重人格、それとはまた違った、ものらしい。
頭の回転の速さには幾らか、自信があった俺にも、これにはちょっとついていけず。


「驚かれるのも、無理はありません…けれど、信じてください。これが、真実だと」

頭を抱える俺に、なるせさんは近づいてきて、俺の手をぎゅっと握ってくる。
りーだーのぬくもりに慣れてる、俺は、まるで違うその冷たさに、ぱっと手を離した。
彼の触り方に、何かがまとわりついているようで。


「信じるよ、けど、俺にリーダーの顔して近づかないでくれる」
「僕には興味を持たれませんか?おおのさんと同じ顔で、同じからだ、ですよ」


香りも、声も、全部同じだと、なるせさんはその体を摺り寄せてきた。
けれども、なにも感じない。
体がなにも反応しない。


「だって、俺の好きなリーダー、じゃないんだから。」


その言葉に彼の柔らかな笑みが消える。そう、ドラマで見た、あの心の底から闇を背負った、あの目になったんだ。

「そう、ですか。」
「あんたさ、はっきりいいなよ、俺になに求めてんの?」

その目が嫌で、俺は顔を背けた。こいつが言いたい事って、結局…


「からだ、を抱いては、くれませんか」

リーダーを通じて、俺とリーダーの関係を知った。記憶は嫌でも入ってきて、あまりにも俺への気持ちが流れ込んでくる。
それが、錯覚、となり自分への愛のようで、陶酔してしまった。
人に抱かれると言う事を、なるせさんは感じてみたい、という。

「あんた、リーダーから消えなよ。」
「いいんですか、私はおおのさんのなかで大きくなりすぎた、その気になれば乗っ取ることさえ…」
「いいよ、それでもアンタを抱く気になんかさらさら無いね」


「愛されて、るんですね」
「うん、愛してるよ」

「それは、聞いたことなかったな」


俺は、きっといるリーダーを遠くに見つめて。


「言わないもん」
「…敵わない、な。また、会いに来ます」

なるせさんはふっと笑って、急に倒れこんだ。とっさに体を支えると、むにゃむにゃと口元を動かす顔。
いつもの見慣れた、寝顔で。

「リーダーっ!」
「…んー…なんだ、よ、うるせぇな…」

体を掻きながら不機嫌そうに体を起こして。さっきの厳格的な雰囲気なんか一切無く。
柔らかな空気に包まれた、俺の、好きなおおのさんがそこに居て。


「な、んで…ニノがここにいんの…?」
「あんたが、うちに来たんだよ」
「うち…?……な…んで、おれ・・・っ!?」

スーツだし、なにこれ!と騒ぎ出す始末。

「にの、俺…もう撮影、終わったよね?」
「しらねーよ、でもさっきまで、なるせさん、うちに…」

言うのも億劫になるくらい、彼を抱きしめた。
ぎゅうっと折れるんじゃないかって、くらい。
リーダーは腕の中で、まだ状況をつかめず、痛いと喚きたてる。
ね、なるせさん、感じてる?おれね、本当にこの人しか、だめなんだよ。


「…愛してますよ」





だから。













人格
(もう、ドラマ、しないでね)
(なんで)
(あんた、呑み込まれちゃうよ、いつか)














追伸
パラレル、っぽいのを書いてみた!
まおーみて、なるせさん、っていう一つの人格がおーのくんの中で出来てしまい過ぎてるような感じになっちゃって。
こういう感じを書いてみました。

んー…不燃焼、だな!また、出すかも。

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こちらは、山が上、下に置く風なグループのお兄さんたちと同姓同名だったり、え!職業も性格も似てね^^?って言う方々がちょっとだけいちゃいちゃしてたりしてます。いわゆる、ビィエルゥな小説を置いているサイトでありブログです。
ここに関係者、また事務所さんとは全く関係ない事を誓います!
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