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サイフォン
あら/しおんりーですよ! 小説がありますが、実在の人物様とは関係ない!という事になっております。ご了承ください。
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※気をつけてください

お兄ちゃん同士の恋、が絡んでます
女の子なんて、まったく一切、絡んでないです。そんな恋を見たい!いや、求めてたよ!!!!
っていうお姉さんがた、どうぞー。
もちろん、その世界の常識を兼ね備えてる方のみで、お願いします!


あれ?も金曜日にあるドラマで、最終回だった弁護士さんと刑事さんだよね!そうだよね!っておもうけど、あれだよ他人の空似なんで!
そっとしとこう…^^






まさよしさんシリーズ!もう勝手にシリーズ化しました。

ちょっとえっちーな部分もありますが、勘弁してください。
ってか、気をつけてください!



ドウゾー↓





目が覚めたのは、昼を幾分かすぎた頃だった。
ベットの横には、もう誰も居なくて。

ベットを抜け出して、冷蔵庫を探る。
取り出したミネラルウォーターを飲みながらソファに飛び込んだ。

住み慣れた、部屋。
初めて来た時は、恐る恐るだったけど、この威圧感のあるソファも、今じゃ平気で座ったりして。
すると、ガラステーブルの下に置かれた封筒。
中をのぞくと、分厚い書類がぎっしりと詰め込まれていて。


「これ、いるんじゃねーの?」


寝ぼけた頭を掻きながら、携帯を手に取る。
電話するけど、出ず。メールするけど、帰ってこず。
まあ、必要じゃなかったらそれまでだけど、必要だったら。

そう思った俺は、ぼさぼさの頭と、着崩した部屋着から着替えて、封筒を届けに向かった。


りょうの事務所は、覚えてる。
憎んでいたあの時に、調べに尽くしているのだから。


なんとなく久々に外に出たのと、りょうのために何か出来ている自分に喜んでいて、足取りは軽かった。



ビルに着き、事務所への階段を上がる。
すると、誰も居ないようすだった。
出払ってるのか。踵を返そうとしたそのときだった。

「…ん…っ…も…」


堪えるよな声が、耳を掠めた。
執務室、とかかれたドアの向こうから聞こえる。
俺は少しのぞき見るような形で、ドアを開いた。

ドアの向こうに。
大きな机の上に寝かせられ、足を大きく開き、相手に縋りつく手。
そして、相手の背中からのぞかせた顔は快感に溺れていて。

おれの知らない、りょうがいて。


相手の顔は見えない。
驚きのあまり、息を呑む。
体が凍り付いて、ドアがギィーっと音を出しながら開いてしまった。

瞬間、二人の視線がドアに注がれる。


「まさよし?!」


組み敷かれたまま、りょうが俺に驚いた声で叫んだ。
相手の顔が俺を睨んだ。けど、俺はそいつを知らないから、りょうをじっと見つめていた。
きっと、りょうのクライアントかなにか。
そいつは、不敵に笑って見せ、りょうの体を抱えなおした。
もう、繋がってしまっているのだろう、そいつが動くたび、りょうの顔がゆがむ。
唇を噛んで、声を押し殺してるようだった。

「なるせせんせい、こっちに集中してくださいよ」

奴は厭らしい顔を、りょうの顔に近づけ、その頬をなめる。
嫌そうに捩っても、体はすでに反応していて、びくびくと跳ねていた。

「…りょ、う…」

おれは、なにも出来なかった。
気持ちがどこか冷めていて。以前りょうを憎んでいた俺と、今りょうに心許している俺が鬩ぎあって、体が動かない。
名を紡ぐ事で精一杯で。


「み、ない…でっ…、ん…出、な…さいっ」


揺さぶられ必死にしがみ付いてる、りょうの姿に耐え切れなくなった。
そいつに近づいていって、首元を掴んだ、その反動にりょうが痛そうに顔を歪めて、唸るけど。
関係なく、そいつの顔を打ん殴った。

床に倒れこんでも、跨って、また2発、3発。
やっとのことで動いた体なのだろう、力なくりょうの手が俺を制止する。

「…やめなさい…」
「で、も…りょう…」
「これは、僕の、仕事ですよ?…あなたが首を突っ込むところじゃない。」


りょうの言葉に突き放された俺は、力なくゆっくりとそいつから離れた。
俺にとって、すでにりょうの言葉が絶対的で。俺のすべてはりょうだったから。

「…ごめん」
「分かったなら、もう、帰りなさい」

そんな俺を見かねて、りょうは少し微笑んでくれた。優しい掌を俺の頭に置いて。
すると口端が切れたのを拭いながら、起き上がると、そいつはりょうから離し俺の頬を一つ引っ叩いた。

「…っ」
「くそがきが…」

反動に倒れこむ。
こんなしょぼい男、殴って殺すのだって簡単なのに、りょうがいるから、歯を食いしばって、起き上がる。
すると、りょうが俺を庇う様にそいつの方に向かった。

「仕事の話は、なかったことにしましょう」
「言ってること、分かってんのか…せんせい」
「ええ、あなたの手立て無くとも、切り抜けて見せますから」
「…ふん…じゃあ、楽しみにしてますよ。裁判所でお待ちしております」


そいつは、俺に睨み舌打ちをして、鞄や荷物を拾い取って部屋から出て行った。
すぐに事務所は静寂を取り戻す。
りょうは何も言わず、部屋のクローゼットから新しい着替えを取り出し、着替え始めていた。
何から何まで揃えられたそれに、この行為が頻繁に行われていることを窺わせる。

「まさよし」

きれいな折り目のついたカッターシャツを着ながら、りょうはようやく口を開いた。

「…ごめん…、俺、りょうがこんな事してるなんて知らなくて…」

すべてを知ってると、思っていたのは自分だけだった。
何も知らず、上辺だけのりょうを知って満足して。

頭を抱えるようにして、ソファに座り込む。
すると、りょうが上から俺を抱きしめてくれた。
真新しいシャツの感触が頬を掠める。

「あなたには、知ってほしくなかったな。こんな汚れた僕を…」
「汚れてなんかねえよ!りょうは…綺麗、だから…」

腕をつかんで、顔を見上げた。
りょうが、見たことないくらい優しい瞳をしていた。
闇をみるような目じゃなくて。

その目に吸い込まれるように、腕を引く。
すると、当然のように唇を重ねた。


呼吸をする音が聞こえるくらい近づけた顔。

「俺、りょうのこと、守りたい。あんなやつに体触らせんのやだよ…」
「仕事、なんです」
「じゃあ、辞めろよ。弁護士なんだろ、こんな事しなくても、金は…」
「あなたも、知ってるんじゃないですか」
「…でも…」


どの世界でも、汚い手を使わなければ、生き残ってはいけない。
親父の背中を見て、きたんだから、腐るほどわかってるつもり。
でも。
りょうに,そんな事してほしくなかった。


「…では綺麗に、してください。あなたが」



りょうの指が、そっと俺の口の中に入り込んだ。
禁断の甘い蜜のようで、小さく出した舌で、その指を嘗める。



指、腕、胸、首、太もも、足の先、体中余すことなく、全てなめてあげる。
綺麗に、してあげるから。


だから。






純潔。
(毒々しい程の、








追伸
まおー最終回前までに、ぼちぼち書いてたまさよしさんシリーズ。
これって裏もの…じゃ…!って思うけど、露骨に表現してないし…いいかな…
どうだろ。

まさよしさんは、もうすでになるせせんせいを神と崇めてらっしゃいます。
もう、下僕と呼んでも、あながち外れてないんでは・・・とか、勝手に思ってます。(このサイトにおいて)

まだ続くね、このまさよしさんシリーズ!一番書いてて、楽しい…M思考だからかな^^


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まさよしさんシリーズ 万歳!
お待ちしておりました。
どんな時でも神々しいほど美しいなるせせんせいが大好きです。
すっご~い勢いで脳内妄想劇場が暴走し始めてます^^;
いつも ありがとうございます!
感謝感激ムニャムニャム~です^^v


あれっ…でもっ…まさよしさんたら…?…
消毒係り、だけですか…?…
そんなわけ、ないですよね?…
ななみ♪ 2008/09/13(Sat)23:07:56 編集
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こちらは、山が上、下に置く風なグループのお兄さんたちと同姓同名だったり、え!職業も性格も似てね^^?って言う方々がちょっとだけいちゃいちゃしてたりしてます。いわゆる、ビィエルゥな小説を置いているサイトでありブログです。
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