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サイフォン
あら/しおんりーですよ! 小説がありますが、実在の人物様とは関係ない!という事になっております。ご了承ください。
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※ショタ設定有、注意(ショタってなーに?って言う人は、読んじゃ駄目ですよー、悲しくなっから)


2羽。否、2話。


進展なし。ただただ、趣味に走ってます。






家の駐車場につくと、助手席でスヤスヤと眠る姿があって。
上にツンと向いた唇が愛らしいこと、この上ないね。暫く見つめちゃった。そんな趣味なかったはずなんだけど。本当に、好きなんだなーって。目に入れても痛くないと思うよ。
入らないけどね、実際。
とにかく、寝顔に顔が緩んでる最中に、ダッシュボードの上に置いていた携帯がぶるぶると鳴った。
その大きな音に、起こさないようにまさかの携帯にキレそうになった。
誰だよ、こんな良い時に、って。着信相手も見らずに、通話ボタンを押した。

「もしもし」
「あ、にの?」
「あいばさん?なによ。」
「もー、なんだよその言い草!せっかく社長に電話してあげたのにー」
「はいはい、ごめんなさい。で、どうなったの?」


あいばさんの言い方はややこしいので、簡略的に言うと。
とにかく、大丈夫。一応信じてあげる。仕事の面はどうにかするから、確認のためどんな姿か一度写メ送ってね!的な。
連れ歩くよりは良いかなって思うけど、どうなんですか社長サン。
ありがたい、って言っとくべき?

「ご連絡ありがと。」
「いいよ!あ、明日、オフだからニノんち行くね!ばいばーい」
「え!ちょっ…」


切れた電話に溜息をついた。
この様子じゃ、全員来るな、これ。
下げた肩に、ちらりと視線を隣に移せば、すっかり起きてしまったリーダーは俺をじっと見上げていた。

「あ、起こした?」
「ごめん、ねちゃった。いまのあいばちゃんでしょ?どうなったの?」
「ん、一応信じてくれるって。でも、ゆー写メおくっちゃいなよ。だってさ。」
「あー、うん」

社長らしいね、って笑うと、リーダーのお腹の音がぐーっと鳴って。

「腹減った…」
「そういや、何も食べてないもんね。んじゃ、家に入りましょうか。」

俺たちは、車から降りて部屋に向かった。隠れるようにして、リーダーを抱えて。
だって、周りは信じてくれても、世間はきっと信じてくれないだろう。
あらしのメンバーが、ちっちゃくなりました。なんて。
リーダーは、それを察しているのか、素直に首に掴まっていた。


部屋に入り、鍵をかければもう安心。
とん、と下ろす。リビングに走っていく様子を見てると、なんだか不思議だった。
リーダーが家に来るのは、いつもの事なんだけど、どうしてか知らない子どもがいるみたいで。
可愛いんだけど、やっぱり違和感がある。
早く、戻してあげないとね。

俺は荷物を下ろしてすぐに、キッチンに向かった。
冷蔵庫を開けてみると、ミネラルウォーターやらちょっとした酒。見事に飲み物ぐらいしかなくって。
なんか買ってくれば良かった。家につれて帰るだけで、頭一杯だったしな…
冷蔵庫と睨み合ってると、シャツの裾を摘まれる。
後ろを振り返って、誰もいない…訳でもなく、視線を下ろせばカップラーメンを持っているリーダーの姿が。
カップラーメンってこんな大きかったっけ、ってぐらいどーんと持っていて。


「これ、たべたい」
「でも…」

もうすでに、ちっちゃいその手で一生懸命外装を外していた。
中身は大人なんだから、別に栄養面とか考えなくてもいいはずなのに、いつもなら平気で食べるカップラーメンが
体に毒ではないかと心配してしまう自分って、恋人じゃなくて、こりゃ親だわ。参った。
開けてしまったのはしょうがないので、お湯を沸かして、3分。
テーブルに向かう俺たちはなんとも不思議だ。

「じかん、たった?」
「うん、どうぞ。食べれる?」
「だいじょうぶ」


持ちにくそうに箸を使って、ずるずると食べ始めた。俺は疲れてて、食べるの面倒くさいから、ただ見てて。
あ、零した。つーか、もう立って食べてますよね。

「あーもう!あんた、見てらんないわ。貸して!」
「なんだよー、かあちゃんみてぇにおこんなよー」

隣に座る、訳じゃなくって膝に乗せて。もう伸びきってしまっているラーメンを口に運んだ。
素直に口を開けて食べる姿は、本当に子どもだ。
なんつーか、ね。すっげぇ可愛いの一言に尽きますな、これは。

「もーいいや。おなかいっぱい」

半分に行くか行かないかの量で、お腹が一杯になったらしくて。
やっぱり体の構造は立派な子どもらしい。
膝の上で、すでにうとうととし始めている。体温が温かい。

「眠い?」
「うん」
「寝ますか?」
「うん」

頷くのも、多分適当だろう。目蓋が閉じてる。身を預けられ、随分重く感じる身体。
眠った子どもほど重たいものはない。いや、大人もそうなんだけどね。
身体を抱え、ベットに運ぶ。耳元ですぅすぅと寝息が聞こえてくる。
起こさないように、ゆっくりとベットに下ろして。
布団をそっとかけた。

なんかね、親父の気分なのね。
不思議と。
規則正しい寝息の音を聞きながら、頭を撫でる。
寝顔は、大きい時と変わんなくて。
生理的に動く唇を見ながら、俺は小さく笑った。





結局、なんにも変わってないのよ。
本質はさ。







追伸
つーかさ、驚けよ…もっとさ!っていうのが、やっぱりフィクションなんだよねー^^
こんな上手いごといかねーよ。って思うなら、書くなって話ですよ。正座しときます。3分くらい!

さてはて、チャイルドパニック、略してチャイパニ。
そんな、長くなる予定はないです。
うん。
趣味丸出し、だかんね^^…皆さん、ドン退いてないっすかね!どーだろ、わかんね!





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