その唇は誰のもの(MO)

今年最後のアップです。
早いもんですねー！このサイトを始めて5ヶ月になるんですね！多分！
まさかの15万ｈｉｔも頂きまして、幸せですね！やっほーっ！

本当感謝の言葉しか、見つかりませんですよ！
来年の今頃も、こうやって年を越せるように突っ走っていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします！

それでは、みなさん良いお年をお迎えください！



まぁ、最後に…大掃除して眠たい頭で書いちゃったもので…微妙なものなんですが…
勢いって大事ですよね！えへへ！

デハ、ドウゾー！

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その唇は誰のもの



『まきの！』
『どうみょーじ！』


広々としたリビングのど真ん中で、座り心地最高なソファに座って、肩抱かれて。
俺は、どうしてかまつじゅんが出てる映画を眺めている。
本人が隣に居るこの状況で。


「で、どうなんの？」
「なにが？」
「つくしちゃんとどーみょうじ」
「見ときゃいいじゃん」


俺の顔さえ見ずに、素っ気無く言われちった。
だってさー、もう分かってるんだもん。
見たくねーじゃん。恋人のキスシーンなんて。
もう何万、何十万の人に、見られてるかも、ってだけでも…なんていうか、さ。
俺には、そーいう仕事未だないから、わかんないけど（おっさん相手にはあったか）


「どしたの？」


不貞腐れて寝ちゃおう、と思った矢先に、まつじゅんは俺の顔を覗き見る。
こういう時鋭いのはむかつく。


「別に」
「飽きた？」
「別に」
「なんだよ、お前」
「別に」


どっかの女優張りに、俺は白を切った。
そんな俺らを他所に、映画はエンディングに向かって。
視線の先に、つくしちゃんにチューしてるまつじゅんがいた。
すっげえ切なそうで、でも、優しい顔してて。

（俺にもあんな顔してんのかな）

「つくしちゃんとのキスって、良かった？」

うわーなに聞いてんだよ…
なんかすっごい恥ずかしいんだけど。
ほらーニヤニヤしてきたよ、まつもっさんが。
意地悪モード入ってますよ、これ。


「どーして、そんな事聞くのかなー？」
「あー、もういい！今のなし！」
「だーめ。聞くまで、離さねーかんな」


がっしり両腕を掴まれる。力には、多少自信はあるんだけど、それ以上に力強くつかまれてて。
痛いんだよ、これ。


「分ーかった！言うから、離せって…」
「はーい、…で？」
「…ちょっと、だけ…妬いた…か、も？」
「ちょっとだけ？」

まつじゅんはこういう時だけ子どもっぽい顔して、悪戯に笑う。
んで、俺はそんなまつじゅんに滅法弱くて。

「んもう、すっげえ妬いた！これでいいんだろ？」
「ごめんね、リーダー」
「まつじゅ…っん」


まつじゅんは優しく頬からそっと髪を撫でながら、唇を近づけてきた。
テレビの中の人とが、俺の目の前で、これまたテレビと同じようなキスが俺にされてて。
あれ、なんか俺…すっげー人にキスされてない？
皆が羨むまつじゅんにだよ。
画面の中とは違って、エロい体勢で腰なんか撫でられてるけどさ。
背筋がゾクゾクしちゃう、よ。マジで。


「っ…！」
「やっぱ、感度いいねー。リーダーとキスすんのが俺一番好きだよ」


そこまで言われて、絆されないヤツがいたら拝みたいよねってくらいクラクラする。
男が男にここまで来るってよっぽどだよ。
まつじゅんすきな人と、夜まで語れるね多分。
けど。


「誰にもすんな、って言ったら困る？」
「そういう束縛初めてだね。まあ…仕事上は困るよね。でも、キスシーンあってもリーダーの事しか考えてないからなー…それでもダメ？」
「だめ、じゃない…」

そんなの反則。
かなり喜んでる自分いるもん。
恥ずかしいわ、これ。


「大体、こんな嬉しそうにキスすんの、リーダーだけだから！」
「もー分かったから！」


そんなん言われたら、キスしたくなんじゃん。
もっと、さ。
まつじゅんの顔引き寄せて、キスしてやった。
目ぇ開いて。どんな顔してんのかなって。


幸せそうな顔してたよ。
ドラマとは全く逆。誰にも見せらんねーよ、これ。






(リーダーはキスシーンダメだからね)
(ないと思うけど…なんで？)
(その女、ぶっ飛ばしそうになるかも、俺。)
それとこれとは別。



追伸
まつじゅんの東京タワーを見て。
すっげーキスシーンだったから、ﾄﾞｷﾄﾞｷしちゃったわ…！
はなだんＦ、まだ見てないんですけど…キスシーンぐらい、あるよね！？
ないとか、ないよね！？


つーか、メンバーのキスシーンってやっぱり恥ずかしいんだろうね。
って、なんかで言ってた気がするけど…（うたＢＡＮだったけ？）