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サイフォン
あら/しおんりーですよ! 小説がありますが、実在の人物様とは関係ない!という事になっております。ご了承ください。
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※気をつけてください!
こっから先はぼーいずらぶ、というジャンルでおにいちゃん同士が、いちゃいちゃします。
もぉー男女の恋の癖にテラウフフ、って甘い事ぬかして読んじゃうと、痛い目遭いますよ^^
何故か、下克上コントが鉄板になったグループのおにいさんと名前が同じひとが出てきますけど、
ひらがなだし、どういう漢字が当てはまるか、わかんないよねー!
違う人かもー^^ってことで読んでください。


分かってらっしゃると思いますが、重ねて荒らし、晒しは止めてください。
常識あるお姉さま方と信じております!

ドウゾー↓ 

追記:学生パロですよ!







(あー、あん時ゲーム買わなきゃ良かったんだよ)

テストの前日に発売したゲームを買ったことから、この大切な夏休みがどうでもいい補習の時間に
潰されてしまっている。
要領のいいにのみやは、いつもならどうにかこなしてきたのだが、ゲーム発売ラッシュの誘惑に負けて、
散々な結果を出してしまった。

(今頃はさ、クーラーの効いた涼しい部屋でゲームしてるはずなのに)

呪文のような英語を唱える先生の声を聞き流して、がらんとした教室を見渡す。
全クラス入れて補習組は10人足らず。
皆、授業は全く聴いてない。ただノートをとってる振り。
隣の奴なんか、腕に顔を乗せて完璧に寝る姿勢だった。

(すっげぇの)

こんな暑い中、寝れるっていう神経が凄い。感心にも近い眼差しで頬杖をついて彼を見た。
あまり見慣れない顔なんで、クラスの違う誰か。

(たしか…おおの、ってやつだっけ)

何度か絵画のコンテストかなんかで表彰されてた記憶が片隅に過ぎった。
その証拠に、おおののシャツには所々絵の具の跡のようなものが見られた。

(なっげぇ睫毛)

隣とはいえ少し離れたここからでも、睫毛の落とす影が見える。
唇は女子のそれよりつやつやしていて、髪は薄い茶色で短髪が僅かな風にさらさらと靡く。


友達でさえまじまじと見ない顔を、今一心に見ている自分が滑稽だと、にのみやは嘲る。
馬鹿馬鹿しくなったにのみやは、窓の方へと視線を変えた。
窓の外には、いかにも絵に描いたような夏空。
真っ青な空に、綺麗なコントラストを見せる入道雲。
相変わらずの暑さに辟易しながら、シャーペンを回す。



「…描きてぇな」

不意に柔らかな声が聞こえ、そちらに目を向ける。
さっきまで寝ていたはずのおおのが、うっすらと目を開け眩しそうに先ほどの自分と同じように空を眺めていた。

「でも、暑いんだよな…、外だと片付けも面倒くせぇーし」

マイペースな独り言に、くっと笑いが洩れた。
差も気にしないおおのは、少し伸びをしながらゆっくりと顔を上げた。

「ここで描けばいいじゃん、窓から見た空も、趣があるでしょ」

自然に彼に話しかけていた。声は先生にばれない様、密やかに。

「そっか」
「あんた、そんなのも思いつかなかったんですか?」

にのみやは、こうやってまるでずっと前から友達だったかのように
誰かと話すということが極力苦手であった。
今の友人でさえ、ようやく気軽に話せるようになったばかりと言うほどだ。


「まぁ…うーん」


言葉を濁し、少し口を尖らせたおおのが、不覚にも可愛らしく見えたにのみやは少し目線を逸らした。
おおのの纏う雰囲気が、あまりにも軽すぎて、柔らかい。
それに包まれているようで、不思議な感覚に陥る。
どきどきと心臓が早まり始めた瞬間、チャイムが響く。

(変な趣味に走りそうだ)

「はーいここまで」

すぐさま開放感に溢れ、ざわつく教室。
浮かんだ妙な感覚を頭から離すために、少し頭を振ってにのみやは帰る用意を始めた。

(涼しい部屋でゲーム、涼しい部屋でゲーム)

きっと暑さでどうかしている頭を、精一杯自分の好きな事で埋めた。
するとおおのは、再び大きく伸びをして、構いなしに椅子をにのみやの机の方に寄せた。

「ね、描くの手伝ってくれるんでしょ」
「…は?」

突拍子もない言葉にびっくりするにのみや。
他のクラスメートは早々に帰っていったため、静けさが増してやけににのみやの声が響いた。

「だって、ここで描けっていったの、にのみやでしょ?」
「あんた、なんで俺の名前…」
「知ってるよー、だっておいら、ずっと気になってったんだもん」

気付けば、二人きり。
他に誰も居ない教室で、おおのはにこにことした顔を向けてくる。

「見てたよ、補習中ずーっと。んで、描きてぇなって思った」




にのみやが見てる景色全部、とおおのは微笑んだ。
それは暑さを感じさせない涼やかで。




オーライ、オーライ!の声と蝉の声。
滲む汗と、真っ青な空、白い雲。

映る全てを、おいらに見せて?








もう視線は君だけのもの

(さ、描くべ)(いや、俺なんも言ってねぇし)
(だってニノも、おいら見てたじゃん…あ!)
(今度は何!?)
(ニノがおいら見てたって事は、おいらを描かなくちゃいけねぇんだ!)
((意味わかんねえ))







…追伸!
初パロ!(設定は高校生…ぐらい?)
やっほう、青春だよ?って奴を書いてみました。
最後の方、おおのくんが頭が弱そうな子になりました、すいません。
にのと話し噛み合ってないもんね^^

おいらっていう一人称、すっげぇ可愛くて好きなんだけど、連チャンで使うのはあまりよろしくないね…
おおのくんもたまにぽろっと使うから可愛いのさ!ってことで。




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初めに
こちらは、山が上、下に置く風なグループのお兄さんたちと同姓同名だったり、え!職業も性格も似てね^^?って言う方々がちょっとだけいちゃいちゃしてたりしてます。いわゆる、ビィエルゥな小説を置いているサイトでありブログです。
ここに関係者、また事務所さんとは全く関係ない事を誓います!
居ないとは…思いますが、所謂パ、クリとかしないで頂きたいです。 そして、あらし、さらしは止めてください。また、オンラインブックマークなども、我慢して下さい。本当にお願いします!
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