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サイフォン
あら/しおんりーですよ! 小説がありますが、実在の人物様とは関係ない!という事になっております。ご了承ください。
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※気をつけてください

ちょっとだけお兄ちゃん同士の恋、が絡んでます
女の子なんて、まったく一切、絡んでないです。そんな恋を見たい!いや、求めてたよ!!!!
っていうお姉さんがた、どうぞー。
もちろん、その世界の常識を兼ね備えてる方のみで、お願いします!
やまとかぜのお兄さんたちと同じ名前で、同じ職業だけど、他人の空似だと思ってくださいね^^



ついに10!!!
お母さん、やったよっ、飽き性な私が続けられたよ!とほざいてみます。

にのとまつじゅん、対になったお話なので、どっちか書くとスラスラ書けます。
ただ、言いたいのは…おーのくんの心情を誰か、教えて。


では、衝撃の(?)10話をドウゾー ↓







ニノからの電話のあと一睡もすることなく、おおのくんのその寝顔を見つめ続けた。
飽きる事のない、そのすやすやと眠るその姿に、やっぱりどうしても諦めることが出来そうもない。
首元や背中につけた、その痕が愛しい。
そっと指でなぞれば、嫌そうに眉間が寄る。それさえも。

つかの間の幸せ。

この先に何が待っているのか。知る由もなく。


次の日の夜だった。
おおのくんからの着信。
慌てて取ると、俺は耳を疑った。

「にのが…」

泣いている。震える声が、決定的だった。

「何処に居る?今行くから!!」

携帯を片手に、車のキーを掴んで家を出た。
どうやら、にのの家の近くの公園に居るらしい。
何があったのか、分からないまま車を走らせた。

10分も経たないうちに、公園に着く。
車を降り、息を切らせ、夜の公園の中へ。


奥のベンチで蹲った姿が見えた。

「おおのくん!」

走って近寄れば、涙で目を腫らした彼の姿が、薄暗い蛍光灯の元、分かった。
抱きしめるほか、なかった。
温もりを欲しがっているように見えたから。

「ま、つ…じゅ、ん…っ」

ぎゅっと、背中でその愛しい手が回る。小さな嗚咽は、それから10分ほど続いた。
大事に抱きしめていた。すると、ようやく落ち着いたのか、鼻を啜りながら彼の身体がそっと離れた。
ゆっくりと彼を支えながらベンチへ座らせる。

「どうしたの?」

顔を覗き込むようにして出来るだけ、ゆっくりと優く尋ねた。
すると、また一筋の涙が流れて。

「にのから…きら、われ…た…」

その一言が自分に追い討ちをかけ、辛かったのか、涙が再び、とめどなく彼の頬を伝う。
指で拭っても、彼の涙は止む事はなく、遠くを見つめ彼は涙を流す。

思惑通りだった。
にのが、彼を手放そうとしている。
今ここで彼につけこめば、きっと自分の腕の中へ落ちるのではないかと、甘い期待を抱いて。

幸せは、誰かを不幸にして成り立っている、と聞いたことがある。
その通りだと思う。
誰かを不幸、というのはにのの事だ。

こんなにも彼を泣かせておいて、この先彼を幸せに出来るのか?
幸せにするのは俺。
辛いときはどんな所でもそばに居てあげられるから。

この腕で彼を引き寄せてしまえば、きっと彼は…
そう思うのに、いざとなると動けない。

どこかで罪悪感と言う罪の意識が、俺を苛ませている。
にのに対しての背徳感。

仲間とか友情とか。
今頃になって、蒸し返してきて。
もう、止められないのに。

現に、彼はこんなにも傷ついている。
にののせいではなく。
元を辿れば、全部俺のせいなのに。
困惑する俺に、彼が追い討ちをかける。


「…もう、まつ、じゅん…のほうが、いいのかな…」


にのはもう自分を信じてはくれないだろうから、と。
頭を胸に傾け、寄せてくる。
少し目を閉じ、彼の小さくなった肩をぐっと抱き寄せた。





伝えなければ、よかった






胸に過ぎる痛みを隠して。
見上げる彼の真っ赤になった瞳にキスし、そのまま俺たちは唇を重ねた。
その頬に伝わる一筋の涙に気付くことはなかった。








(堕ちていこう)
(君と、楽園へ)







…追伸
ま、つ…じゅんの、勝ちなの?これ。
ってかよー、大好きな、そりゃあもう大好きなおーのくんがよ、
なんか、これ書いてて、腹立つのって私だけなのかなっ!プンプン、コノコアクマチャンガッ!ってなります。
コアクマチャンってとこがポインツです。
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こちらは、山が上、下に置く風なグループのお兄さんたちと同姓同名だったり、え!職業も性格も似てね^^?って言う方々がちょっとだけいちゃいちゃしてたりしてます。いわゆる、ビィエルゥな小説を置いているサイトでありブログです。
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