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サイフォン
あら/しおんりーですよ! 小説がありますが、実在の人物様とは関係ない!という事になっております。ご了承ください。
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※気をつけてください

ちょっとだけお兄ちゃん同士の恋、が絡んでます
女の子なんて、まったく一切、絡んでないです。そんな恋を見たい!いや、求めてたよ!!!!
っていうお姉さんがた、どうぞー。
もちろん、その世界の常識を兼ね備えてる方のみで、お願いします!
金曜日に復讐をがんばってるお兄さんたちと同じ名前で、同じ職業だけど、他人の空似だと思ってくださいね^^


やっと書けたよ!
まさよしさん。遅いですな^^

ぶっきらぼーしかイメージないから、なかなか進まなくて大変でした。
ちょっと諦めた感が漂ってますが、読んで頂けたら幸いです。
なるせせんせいがちょっと怖いよ^^

では、どうぞー  ↓








俺は親父を殺されてから、いや、人殺し扱いをされてから、日陰暮らしの生活。
惨めなものだ、金や権力がなくなると人間はすぐに掌を返したように、冷たくなった。
結局、誰も俺自身を見ていてくれてなかった。

憎かった。無罪を勝ち取ったという、その弁護士が。
そいつが居なかったら、俺は…。
それから、奴を弁護したという、なるせりょうを徹底的に調べた。

初めて会ったのは、あのトンネル。
真昼間でも、明かりのないあのただの空洞は、俺にとって、あいつに近づける唯一の場所だった。

ヤツは飄々とこのトンネルを過ぎ去ろうとする。
さあ、行動開始だ。ちょっと脅すだけのつもりだった。

「お前か、天使の弁護士とかぬかしてんの」
「あなたは…」

俺の声に振り向いた。
間近で見る、そいつは端正な顔立ちだった。
そのまっすぐな目が俺をたじろがせた。

「…息子だよ、殺された、熊田の」

名のっても、眉ひとつ顰めない。
なんだこいつ。
苛立ちはとっくにピークに達している。口から溢れるばかりに奴に対して悪態をつく。

「お前、俺の親父が 本気で人殺そうと思ったなんて正気で言ってんのか?
ナメってっと殺すぞ」

言いたい事はすんだ、後はやつの出方を見るだけ。

「お父上が亡くなったことは、残念でなりません。しかし…」

なに奇麗事抜かしてんだ?
カッとなった俺は、思い切り奴の襟首をつかんで、トンネルの壁にぶつけた。
それでも、表情を崩さない。

急に、こいつの存在が恐ろしくなった。
睨んでも、怯まない。

「見ていてください、真実は一つしかないのですから」

と。淡々と言うんだ。
その瞳は、まるで光を持ってなかった。恐ろしいまでに闇を抱いてる。
妙な焦りを感じて、息を呑んだ。
俺はそいつから少しでも早く離れたくなって、諦めたと見せかけてトンネルから出ようとした。

「待ってください」

すると、トンネルを反響して奴の声が聞こえた。
振り返った俺に、近づいてくる。すでにスーツの形は整えられていて。

「居場所が欲しいのでしょう?お父様が亡くなってから、周りは全て自分から去っていったと。」
「…なにが言いたいんだ」
「私が、貴方の傍に居る、そう言ったらどうしますか?…まさよしさん」

奴の言っている事がてんで分からなかった。
名前を知ってることも、そしてなんで俺の素性まで。

「お前…」
「知っていました、貴方がここに居ることも、そして私を調べていることも」

奴は笑った。
その、天使の…と言われる所以が分かるくらいの、美しい笑みを湛えて。

「貴方以上に私は、貴方を調べて居ますから」
「…なぜだ」
「気に入ったからですよ。あの裁判の日、憎しみを背負ったその瞳を見てから、ずっと」

白く細い指が弧を描いて、俺の頬に優しく触れる。
俺はもうなされるがまま。

あの日以来、初めて人に求められた。
そして、俺として見ていてくれている。

「私なら、貴方を見捨てたりはしない」
「本当か?金も権力も、何にもないのに」
「ええ、何にもない貴方がいいんです」

頬に触れていた手がゆっくりと首に回り、奴の胸に頭を押し付けられた。
久々の人の温もりで、思わず涙が溢れた。
こんなつもりじゃない。俺は…こいつを。



「一緒に居てくれますか?」




その甘い響きに俺は小さく頷いた。





籠の
(気づけば、羽を毟られていた)
(納めれば、終わり)






追伸
やっと、まさよしさん書けた!
この人、絶対弱い人だと思うんだよな…。
落ちたら、あっちゅー間な感じがしてます。
だから、この後まさよしさんは、あのすてきまんしょんに飼われるんだろうなと言う想像。
赤い部屋を「なんだここは」といつも言うんだけど、なるせせんせいに「貴方が知る必要はありません」って冷たくあしらわれてベットへ…
キャァァァァァー、もうなるせせんせいに抱かれたいっ、抱いて!

すんません、取り乱しました。
と言う感じです。ちょっと続きが書けそうなんで、またチャレンジしたいと思います。

これは、ニノじゃない。まさよしさんだよ!
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