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サイフォン
あら/しおんりーですよ! 小説がありますが、実在の人物様とは関係ない!という事になっております。ご了承ください。
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※気をつけてください!!!!
ここから先は、所謂びーえるぅなお話です。
山と風が合わさったグループと偶然にも(!)同じ名前のお兄さんたちがいちゃこらしてます。

大変危険です!自己責任です。もう、書いちゃったものはしょうがない。
読んじゃったもんは仕方ない!
良い子の皆はもう分かってるよね!本当、怖いよ、世の中は!


って事で、ご理解いただけた方のみ、ドウゾー…。



「好きの形」


楽屋ではいま、ニノと俺しかいない。
他の3人は、別室でインタビュー中。
なんか時間が押してるらしくあと1時間ぐらいかかるらしい。

ボーッと釣り雑誌を読んでたけどクーラーが自分の体に直接当たっているのかなんだか寒くなって、ニノの横に座った。
そんなニノはソファに足を投げ出し、横になってる状態でゲームに夢中だ。


釣り雑誌も読み終わって、今度は机に無造作に置かれた雑誌に手を取った。
それは自分たちが載った雑誌だった。何十本も受けた中、取材の内容は当に忘れてしまっていて。
俺、こんな事言ったっけ?とか思いながら、それから何冊か雑誌に目を通していた。

何個か共通して内容が”ニノは俺が好き”、みたいなことを恥ずかしげもなく書いていたのがあった。
そんな内容がある度、苦笑と言うか喉からくっと声が出た。
ページをめくる音と、俺の声が気になったのかニノはちょっと不機嫌そうに起き上がった。

「あんた、なに見てるんですか」
「なんか、メンバーからメンバーへのメッセージ、ってヤツ」
「ふーん」

ニノはあんまり興味を示さず、「ゲームオーバー」になったゲームをオフにした。
俺はまだ記事を読んでいて、俺がニノのことを好きだって書いてた。
そーいや…この時の「好き」って、俺どういう気持ちで言ってたっけ。
やっぱ、普通はメンバーだよな、とか考えてるうちにニノの「好き」の意味を聞きたくなった。
雑誌を開いたまま、俺はニノの方を向く。

「ねぇ、にのってさ・・・よく俺の事好き、って言うじゃん?」
「うん。おじさんも言うでしょ、にの愛してるよーって。」
「愛してるまではいってねーよ…」
「ひど、あの時の電話は嘘だったのねっ」

んふふ、と独特の笑い声でニノは頭を俺の方に預けてきた。

「じゃあさ。実際、リーダーは俺の事どう思ってるのよ」
「どうって…」
「どういった意味で好きなのかって聞いてんの」

ニノはいつの間にかポケットから出したトランプを切っている。
軽い口調だったから、そんな深刻だとは思わなくて。
俺も聞きたかったんだよ、と言おうとした瞬間だった。
不意にニノのトランプを切る手が止まる。

「…メンバーとして、でしょ」

吐き捨てるようにニノは言う。同時に、トランプがニノの手から放り投げられた。
ばらばらと床に飛び散るトランプに驚くのも束の間で、ニノが俺の肩を強く押し、お互いソファに倒れる。
雑誌はあっけなく俺の手から離れ、床に広がった。
そして今、ニノの顔が俺の真上にあって、俺の顔に影を作る。
訳の分からないまま、この状態が続く。

「…ニノ?」

腕で押された肩が軋んだ様に痛い。でもそれ以上にニノの顔が痛そうに歪んで笑ってる。
気づけば、指がニノの頬をそれは慈しむようにそっと撫でていた。
無意識だった。
ニノはそれに甘んじて、目を伏せている。
その細い顎のラインをなぞったあと、その指は掴まれ、唇がその指を撫でる。
熱い唇が触れる指先から、甘ったるい刺激が伝わる。
焦れるような感覚に、少し背が浮いた時だった。
ニノは力なく起き上がって俺を見据えてくる。
瞬間、ニノはいつもする悪戯っぽい笑みを浮かべた。ピースまで向けてきて。

「・・・いつものにのちゃんの冗談だよーって」

リーダー感じちゃった?と言いながら、俺から離れた。
でも、そう言って俺から背けたニノはいつもと違った。
だてに10年以上も一緒にいない。


10年以上も一緒にいて、気づいてあげられなかった。
ニノが俺に対する、好き、が形を変える瞬間。

じゃあ、俺が言う、ニノの好きは?




「ニノ、こっち向け!」

自分でも驚くほど大声が出た。
ソファから俺は起き上がって、ニノの頬を両手で包む。

「おいら、ニノが思ってる以上に好き、だよ」

驚いたニノの顔を引き寄せ、そのまま自分の唇をニノのそれに重ねた。
キスに不慣れな程、経験がない訳ではない。
でも、まるで思春期の初めてのキスのように緊張して、唇が震えた。

「大好きですよ、おーのくん。もう取材じゃ言わないから。」

今度はニノからキスをしてきて。
息が続かないくらい深く。苦しくて、胸を押すけどやめてくれない。
するとあいばちゃんの明るい声が、楽屋の方へ近づいてくる。


「空気読んでほしいよなー、今からいい所なのに。ね、リーダー」


息が上がった俺と、至極嬉しそうなニノの顔。

「今度、ゆっくりどのくらい俺が好きか見せてくださいね」

騙された、と思うけど。




ニノの好き、の形と、俺の好き、の形が重なった。







~おまけ

あ「ね、なんでリーダーの顔、赤いの?」

お「いや…それは」

あ「あーーーーーーーっ、あれでしょ。やっちゃった?やっちゃった?」

お「や、やってないっ!!!」

あ「いいよ、誤魔化さなくても。ニノも止めてくれないとー。」

に「いやー、すいません。リーダーが…ね?」

お「ちょっ・・・俺、まだなんもしてないって!その・・・」

あ「え、まだって?もう、とーまに言っちゃうよ?…釣り行ったって。ダメじゃん、赤くなるまで焼けてさ」

お「…え」

に「…んふふ。あいばさん、ちょっとリーダー、とーまに言われるの怖がってますから勘弁してくださいよ」

あ「ニノはリーダーに甘いのっ。厳しくいかなきゃ」

に「はいはい、んじゃ俺らお仕事行ってきますんで。ほら、リーダー行くよ」

お「…おう」



ま「(リーダー、何勘違いしてんだろ)」

さ「(またなんか、ニノとあったな…)」



に「ちょー焦ってましたね、おじさん。気づかれたと思った?」

お「お前の言い方が、悪い…」

に「はいはい、機嫌直して。今度は堂々としてあげますから」

お「…!」




…おわれ。






…追伸
いやはや、オチが決まんなくてだらだら書いちゃいましたよ。
お目汚し失礼。読んで下さってありが当ございますです。
あれだね、メンバーのしゃべり方が分かんないでございますわよ。
あとねぇ…どエロに行きかけた!堪えたよ、私。あいばちゃんないす!
って、実際ニノがおーのくん好き!とかおーのくんがニノ好き!って書いてる奴…あの某$誌の伝言板しか知らない…。

あの伝言板の破壊力は、腐なわたくしには凄まじいよ。あれ、本当…本人??みたいなー

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初めに
こちらは、山が上、下に置く風なグループのお兄さんたちと同姓同名だったり、え!職業も性格も似てね^^?って言う方々がちょっとだけいちゃいちゃしてたりしてます。いわゆる、ビィエルゥな小説を置いているサイトでありブログです。
ここに関係者、また事務所さんとは全く関係ない事を誓います!
居ないとは…思いますが、所謂パ、クリとかしないで頂きたいです。 そして、あらし、さらしは止めてください。また、オンラインブックマークなども、我慢して下さい。本当にお願いします!
感想などは拍手やコメントの方でお待ちしております。それでは、楽しんで頂ければ幸い!ドウゾー!
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