× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 たぶん、駄文。 「遠くから、ずっと」というお話の、続き。 読まなくても、大丈夫です。(だって、裏なので) ちょっとした、スランプ!なので、荒療治的に、書いてます。 書けないの…つれぇな… 短いよー…。 校庭から騒がしい声から避け、この古ぼけた校舎の一角にある美術室は、僕だけの世界だった。 誰も来ないこの部屋は、厭わしい全ての事から逃げ出せる唯一の場所。 そして、思考を遠くへ飛ばした。不意に思い出した、じゅんと初めてすれ違った日に。 2年生も半ばになった秋の事だ。廊下ですれ違ったんだ。色んな意味で彼は有名だったから、顔と名前は知ってた。 一方的に。 きっと彼は僕の名前なんか知らない。 今、すれ違った事さえ気付いてないだろうな。 鋭い視線を辺りに配り、目を引く存在感を与える。 僕には、それが不思議でしょうがなかったんだ。 だって、虚勢に見えるから。彼は臆病者で周りから逃げてるんだ、って…そう直感的に、思った。 なんで分かるんだろう。それはきっと僕も一緒だから。 周りから隔離する方法がただ違うだけ。 でも、僕らはきっと交わることがないって思ってた。 名前すら知らないまま、きっと。 それが、今では。 交わることがないはずの彼が、窓際の日が入る暖かい場所を選んで、そこに佇んでいる。 あの無理矢理犯されたあの行為から、僕らは不器用に時を共に過ごしている。 簡単に僕のテリトリーに入って来たじゅんは、最初こそ違和感を感じていたんだけど。 考えも、価値観もまるで一緒で、似た者同士だった僕ら。 今は居ないとダメなくらい、彼は僕の一部になっていた。 「さとし」 名前を呼ばれ、振り向いた。 筆を置き、床を引き摺る音を立てながら、椅子から立ち上がり、じゅんの元に近付く。 集中し過ぎて気付けば、日はすっかり落ちて。寒くて、息を吐くと、少し白く残って消える。 温もりが欲しくて、伸ばした手はすぐに絡め取られ、じわりと体温が溶けていく。 「あんたの手、すっげぇ冷たいね」 「寒いの気付かないんだよ、集中してるから」 「もう終わりそう?」 「うん。今日は片付けたら、終わり」 「そっか」 椅子へと引き寄せられ、抱き締められる。 すると首元からふわりと香る、香水の匂いが鼻腔をくすぐった。 ぎゅっと抱き締められて、目を閉じると、ふとあの廊下ですれ違った時の感覚をもう一度思い出す。 交わることはない、と思っていたのに、今は誰よりも近くに居る。僕でさえ知らない僕を彼は全部知っているのだ。 「あったけぇな…」 「お前が冷た過ぎるんだよ。…風邪ひくぞ」 何故か切ない気分に襲われた僕は、キスをしてみた。満たされるような気がして。 ごめん、と袖口で唇を拭こうとしたんだけど、それはじゅんが拒んだ。 「何、してんの?」 「…あ、嫌だった?」 「嫌、な訳ないじゃん」 「じゃあ…なんで?」 「あんたが、そういうの嫌いかと、思って」 そういえば、僕らはあの日以来なにもしてない。 ただ、ずっと一緒にいるだけで。 このキスが、久しぶりだったと気づかされる。 じゅんの揺れた瞳が何よりの証拠で。 本当に臆病な可愛いやつ、って思ってしまうんだ。 「嫌い、じゃないよ。じゅん、となら。」 「でも」 「もう逃げないから。だから、僕にだけ臆病に、ならないでよ」 「しらねーからな」 ほら、強がり。 追記 自分たちしか、信じられない世界っていうのが、欲しいな。 友達は浅く広いより、深く狭いって言うのが、私は好き。 って、関係ないやないかーい。 あー…何が書きたいのかさっぱりっすな…。 PR この記事にコメントする
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初めに
こちらは、山が上、下に置く風なグループのお兄さんたちと同姓同名だったり、え!職業も性格も似てね^^?って言う方々がちょっとだけいちゃいちゃしてたりしてます。いわゆる、ビィエルゥな小説を置いているサイトでありブログです。
ここに関係者、また事務所さんとは全く関係ない事を誓います! 居ないとは…思いますが、所謂パ、クリとかしないで頂きたいです。 そして、あらし、さらしは止めてください。また、オンラインブックマークなども、我慢して下さい。本当にお願いします! 感想などは拍手やコメントの方でお待ちしております。それでは、楽しんで頂ければ幸い!ドウゾー!
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