要は誰と過ごすかって事 (AO)

HappyBirthday！あいばちゃん！and　メリークリスマス!!

という事で…
少々遅れてしまいましたが！
お誕生日SSです。


表記はAOですが、確実にOAです（オンエアーじゃないですよ、多分）。
もう、どっちでもええがな。と、諦めて下さい。すいません。


それでは、ドゾー

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何で、こういうときに限って。
刻々と過ぎていく時間は止まんない。

今年こそ、一緒に過ごそうねって言ったのに。
昨日もメールで楽しみだって言ってくれたのに。


時計を見て、溜息をつく。
12月24日は、タクシーの中で過ぎてしまった。
電話も、メールも、後ろめたさからボタンさえ押す事が出来なくて。
携帯の光が、眩しくて閉じた。

帰りに買えばいいかと思っていたプレゼントも、店は当に閉まっていて、手立てがなかった。
あいばちゃんの家の近くで、タクシーを降りて、当てもなくコンビニに入った。
お詫びに、なんてなるはずもないのに、かごにポイポイと放り込んで。
ケーキやらシャンパンやら、ビールやら、お菓子の入ったブーツだって買ってみた。
せっかくのクリスマスの日にバイト、みたいないかにも面倒くさそうにレジを打つ兄ちゃんを横目に。

『今から、行くね』

と、ごめんの一言さえ言えずに、メールを送った。
ありがとうございましたーと、これまた面倒くさそうな声を背に、2人で過ごすための量ではない買い物をぶら提げて。

着いたあいばちゃんのマンションのドアの前で、今度は部屋の番号を押すのに戸惑っていた。
（いや、荷物が重くて押せないわけではない）
どんな顔すればいいのかな、って。
きっと、あいばちゃんは決して咎めはしない。
咎めるどころか、ウェルカム！ってぐらい明るい笑顔で出迎えてくれるに違いないって。


もっと、怒ってもいいのに。
やっと決心して押したチャイムの後、すぐにドアは開かれた。

「いらっしゃい」

出てきたあいばちゃんの顔は、俺の予想を反して、めちゃめちゃ暗かった。
どうしよう。
もう、焦りしかなくって。
靴を脱ぐ事もなく、玄関に立ったままの二人。
沈黙は、罪悪感をさらに駆り立てていく。

「ごめん！誕生日…一緒に祝えなくて」
「違うよ、もう会えないかと思ったー…」

嬉しいんだよ、と泣きそうな顔で言うから、ケーキが入った袋だってことも忘れて、抱きしめちゃった。
何度も、ありがとうありがとうって呟くんだ。

「ごめんね、1時間遅れちゃったけど…お誕生日おめでとう」








その後、ちょっと傾いたケーキを食べたり、シャンパン開けて騒いだり。
これ以上にないくらい、楽しい時間を過ごした。


｢俺ね、りーだーとこうして過ごせるだけで本当に幸せだかんね！｣

そういってくれたけど、その優しさに甘えちゃ駄目だよ。
来年こそは、一日中一緒に居るから。
あと365日、楽しみにしててね。








追伸。
あいばちゃん、お誕生日おめでとうございます！！！
26歳！ヒューヒュー！


おーのさんの1時間遅れの誕生日とか霞む位、遅れました。
すいません。もうすぐ丸一日が来ちゃいそうですな＾＾
いや、本当、すいません。
気持ちはたっぷりあるんですが、やっつけ仕事みたいな書き方になってて、すっごい自分殴りたいです＾＾
つーか、殴っときます＾＾

あいばちゃんに、この一年幸あれ！