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※気をつけてください
ちょっとだけお兄ちゃん同士の恋、が絡んでます 女の子なんて、まったく一切、絡んでないです。そんな恋を見たい!いや、求めてたよ!!!! っていうお姉さんがた、どうぞー。 もちろん、その世界の常識を兼ね備えてる方のみで、お願いします! やまとかぜのお兄さんたちと同じ名前で、同じ職業だけど、他人の空似だと思ってくださいね^^ 前回の「伝えてはいけない」 続きとなっております。 ちょっと話が前回を読まないと分かんないと思いますので、お手数ですが前回からお読みください。 ん、まぁ面倒なら読まなくても勢いで読める程度にはなってます! お気軽に読んでみてください! さて、ドウゾー↓ あのリーダーからの相談の後、珍しくにのから電話があった。 「リーダーがじゅんくんに相談、したみたいで」 「あ、うん」 にのの声が、心なしか明るかった。 彼はきっとドラマの撮影終わりに、そのままにのに会いにいったんだろう (会えたんだ) 自分が出してあげた答えに、彼が少しでも幸せに感じれたなら、と顔が綻んだ。 そんな俺を置いて、電話の向こうでは、リーダーがいかに自分に会いたがっていた、と言うことを報告してきた。 珍しく饒舌で、正直明日も早い撮影だったので眠たかった。 内容はあんまり聞いてない。意識は遠いところに置いた。俺の知らない彼の事には興味はないのだから。 30分ぐらい、だっただろうか、ようやく気が治まったのがにのは電話を切った。 明日も、ドラマ終わりに会うらしい。 仲睦まじき事は良きことかな。 それでも、俺のこの胸の痛みは誰も分かってくれない。 次の日。割りとロケの場所が家から近くだったので、自分の車で向かった。 ドラマの撮影は順調に進んだ。 ふと、同じようにきっとこの炎天下の下で、黒いスーツを身に纏い、復讐に燃えている彼を思う。 (頑張れ、リーダー) 夜10時を過ぎた辺りで、今日の撮影は終了。 車に乗り込み、用事のため街へと繰り出した。 用事を済まし、家に帰る途中で信号に捉まる。 歩道の方にふと目をやると、目深に被った帽子で、少し猫背、いつものリュックを肩に背負った小柄の男が歩いているのが見えた。 (きっと、おおのくんだ・・・) 雑多な街の中でも見間違えない、絶対的な自信があった。 信号が青に変わり、ゆっくりと進みだす。 少し前に進み、歩道に車を寄せた。 窓を少し開け、周りにばれない様に声を出した。 「おおのくん!」 自分の名前を呼ばれた彼は、きょろきょろと周りを見渡して、俺の車を捉えた。 「あ、まつもっさん!!」 少し、帽子をあげて、彼は笑顔で近づいてきた。 「どしたの?」 「いや、信号止まって歩道見たら、猫背なのが見えてさ」 「珍しいもんなー、っておい」 「うわー、へたくそだよ、それ」 うるせーとちょっと情けない顔で、おおのくんは笑った。 「にのんちに行くの?」 「あ、うん」 「じゃあ、乗ってきなよ。送ってくよ」 助手席の方に目線を配ると。 彼は、頷き、助手席に乗り込んだ。 「まつじゅんがモテるのが分かるわー」 シートベルトを締めながら、彼は呟く。 「おいらが女の子だったら、ぞっこんだね」 「ぞっこん、って古いなー」 ゆっくりと車を走らせた。 ここからにのの家まで15分ぐらいだった。 その間、お互いのドラマの事や、仕事の事…そしてこの前の相談の話を交わした。 「そっか、よかったじゃん。にのから電話があったよ、相談聞いてくれてありがと、みたいな」 「うそ、にのが?」 「もー、惚気聞かされて、参ったんだから」 にのらしくねーな、と彼は顔を上げて笑った。 にのの家まであと5分。 彼が隣にいるのは、あと5分。 どっかで渋滞に巻きこまれないか、とずるい考えがちらちら浮かぶ。 一層、にのの家から逆方向ににでも向かうか、なんてことも。 ああ、もう少し君と居たい。 1分、1秒、独占できるなら、と。 不意に彼が呟いて、我に返る。 「まつじゅん、空が綺麗だぞ」 「ちょ、運転中の奴に言う言葉じゃねーぞ」 「そっか、ごめん」 それから、なんとなく無言になって彼はずっと窓から外を見ている。 にのの家、が見えてきた。 「この辺でいいや。」 辺りを確認して、彼は言った。 「家の前まで送るよ?」 「ん、ちょっと空見て歩きたいから」 「分かった」 車は緩やかに止まり、彼はシートベルトを外し、荷物を取った。 「ありがと、やっぱまつじゅんは男前だな」 「もーいいよ、褒めなくても」 「照れんなって!俺、本気でまつじゅんにドキッてすることあるんだぜ?」 (なら、いっそのこと、にのじゃなくて俺にしてよ、なんて言えるわけない) 「リーダーさ、俺のこと・・・どう思ってる?」 「だから、男前な素敵な男性!もてもてのどうみょうじ様」 「分かった、聞いた俺がわるかった。ほら、急げよ。にのが待ってるんだろ」 「そうだった!ほんと、マジでありがと、じゃあまたなー」 彼は手を振って、車を後にした。 角を曲がって、その愛しい猫背が消えるのを見送った。 居なくなった助手席を見て、そういえば空が綺麗だといった言葉を思い出した。 フロントガラスから見上げた空は、東京では珍しいくらい星が見えた。 よく星の数ほど人が居る、っていうけど、じゃあどうして星の数の人の中で、彼が好きなんだろうか。 こんなにも愛しいと思うのだろうか。 出会わなければ、いっそ良かった。そんな言い訳はしたくない。 どうせなら、この出会いに感謝して、彼に関わっていたい。 君が幸せであるなら、俺はどんなことでもやってみせよう 君に出会えてよかった (これからもずっと) …追伸 まっきーの「彼女の友達」っていうストーリーをまんま、まつじゅん目線で書いてみました! んで、「伝えてはいけない」の続きになっております。 ってか、おーのくんのすばらしき鈍感力に乾杯! そして、まつじゅんに嫌がらせ電話をする、にのの洞察力に乾杯! 絶対、おーのくんから聞いて、ピンと感じるものがあったんだろうね、あ、好きだな、奴は、みたいな。 だからて、まつじゅんに、惚気電話…^^ ちょ、おま…傷口に塩…! PR この記事にコメントする
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初めに
こちらは、山が上、下に置く風なグループのお兄さんたちと同姓同名だったり、え!職業も性格も似てね^^?って言う方々がちょっとだけいちゃいちゃしてたりしてます。いわゆる、ビィエルゥな小説を置いているサイトでありブログです。
ここに関係者、また事務所さんとは全く関係ない事を誓います! 居ないとは…思いますが、所謂パ、クリとかしないで頂きたいです。 そして、あらし、さらしは止めてください。また、オンラインブックマークなども、我慢して下さい。本当にお願いします! 感想などは拍手やコメントの方でお待ちしております。それでは、楽しんで頂ければ幸い!ドウゾー!
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