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サイフォン
あら/しおんりーですよ! 小説がありますが、実在の人物様とは関係ない!という事になっております。ご了承ください。
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ついに…あの人が…!



物凄い進展しますが、敢て…責任は負いません。
あとほんのちょろっと、Eっちな所があるよ!責任は負いません。


さて、チャイパニ5話目どぞー!







Child panic 05







一度きりの変化から、数ヶ月経った今日。
彼の体に全くの変化はなく。
しょうくんの勧めで、とりあえず病院に行って検査を受けたけど異常なし。
じゅんくんからは、ちょっと怪しげなどこかの漢方薬やらが届くけど、あの人ああいう性格だから一切そういうのに手を出さない。
明らかに苦そうだし、不味そうだしね。
あいばさんは、この際この姿でデビューもありじゃない!?なんて能天気な事を言いながら、ハマちゃったのか、懲りずに子供服が入った紙袋を渡す。


変わる、変わらないにしろ、仕事上で誤魔化すのも限界に来てるのは確かなの。
自分たちで一杯一杯だから、世間で何を言われてるか分かんないんだけど。



夜遅く仕事を終えて、マンションに帰ると。
何時もなら、明かりを点けて待ってくれてるはずなのに、今日は真っ暗だった。
しんと静まった部屋。響くのは自分のスリッパを引き摺る音くらいで。

「リーダー?」

寝ちゃったのか?と途中寝室を覗いてみたけど居なくて、リビングに戻ると、小さな体が床に倒れるように転がっていた。
机の上には、じゅんくんがくれた謎の漢方薬の数々が封を切られて丸まっている。
大量にいろんな種類を飲んだらしい。アレだけ、飲むのを渋っていたのに、何で急に…。

「!?」

まさか、とは思うけれど、鞄を投げ捨てて体を抱き寄せた。
頬を平手で軽く叩く。

「リーダー!起きてっ」
「…、に…の?」
「リーダーっ?」


瞬きを何度か繰り返して、視点が定まらない瞳で俺を見上げた。
そっと腕に縋りつく、右手。
左手は、俺の肩を引き寄せてくる。


「…体があっついの…どうしよ…」


熱い吐息が、その小さな唇から溢れてきて。
耳を疑う。何を、って。己の耳を疑ったの。


誘われてんの、これ?


いやいや。えーっと。
潤んだ瞳は、子供のそれではなく、大人のそれで。
随分とご無沙汰だった俺の体は、素直に反応しちゃう訳。
顎のラインにちゅっと音を立てて、キスをしてくる。
こんな積極的なおーのさんは、大人の姿でもみたことない。
じゅんくんのお薬のせいかな。
どうすんの、これ。


「…どうしたら良いんですか、私は」
「…わかんねぇよぉ…けど…むしょうにえっち…したい…かも…」
「ガキの癖に?」
「いじわるすんな…、まつじゅんの、せいだ…変なくすり…」
「あんたが、あんなに一気に飲むからでしょう」


俺の袖を持つ手がぎゅっとなる。
泣きそうなほど眉を下げて、唇を尖らせて。


「がんばって飲んだの…治るかなって…」
「限度ってもんを知れよ…」
「分かったよ…、なあもうせっきょうなら、あとでいっぱい聞くから…早く…」


次の小言を言う前に、唇を塞がれる。
余程、薬の効果が効いてるらしく、確かに伝わってくる体の体温は熱かった。
漏れる息も、指先も、全部。
どうやら、子供だから、とは聞いてくれなさそうで。
俺は、しょうがなく大変不本意ではあるものの(強調)、その柔らかな体を頂きました。
意外と入るもんで。
まるで犯罪を犯してるような気にもなるけど、いつも以上に積極的なおーのさんにこっちが持ってかれてたり。



「…っにの…まだ…ちょーだい…っ」
「…うそ、でしょ…?」
「すき…にの…、すき……ね、もっと、にの…が、ほしいの…」
「ばか…でもね、そんなあなたも…嫌いじゃないのよ…」



何度達しても、飽きないくらい。
そんなに薬の効果があるとは思えないんだけど、日が昇る一歩手前まで、お互いが気を失う程、求め合った。



「あいしてる…」



姿かたちなんて、どうでもいい。
ただ、一緒に居れればいいよ、って。





:::::::::::




「にの!!起きろ!起きろよ!」



煩いな…。
いつの間にかベットで寝てて、乱れたシーツに…余韻を楽しむ…ようではなく。
芸術的であろう寝癖を掻きながら、目を覚ました。


「んだよ、うるせえな…」
「見ろよ!俺…戻ってるっ!戻ってんだよ!」
「はいはい、良かったね」


つーか、昨日あんなにしたのに、どんだけテンションたけーんだよ…
って、え?
思わず、二度見。
素っ裸なおーのさんはベットの上で座っている。
昨日と明らかに違うのは、ナニのサイズ…じゃなくて体そのものが大きくなっていた。

どういう、事?


「あんた、戻ったの!?」
「だから、言ってんじゃん!んだよ、やっぱり寝惚けてんのかよ…」
「しょうがねーだろ、昨日あれだけせがまれて…」
「あー判った判った!」


聞きたくないと耳を塞ぐ、姿。
可愛らしさはあるっちゃーあるけど、それはこの人だからっていう可愛らしさで。
ふーっと溜息をついて、あまりの素っ気無い戻り方にちょっと愕然としてる。



「結局さ、子供だからどうのこうの言う前に、ヤってれば戻ってたって訳か」
「わかんねーよ。じゃあ、あのキスのときちょっとだけ戻ったのは?」
「あんたがエロい気持ちになったからじゃないの?」
「でも、またキスしても戻んなかった…」


堂々巡りを繰り返すような言い合いを一通り終えて。


「もう、いいんじゃない。戻ったんだから」
「…そうだな…」



ふふって笑い合って、額を合わせて。
当たり前みたいに、キスして。

触れ合った唇から感じるのは、子供のときと違う。


また違った体温を感じて、俺たちは相も変わらずシーツに再び潜り込んだ。











追伸
次でらすと!
物凄いめちゃめちゃな展開ですみません…早く終わらせなきゃ…って思ってて
どうやって戻ろうかなーって思ったら、やる事一つでした^^
省略した部分は…気分が乗れば…その内書きます…ってか、自分それ目当てで書いた^^
んですが…反応あれば…てことで。

ちびさとし、とお別れ。





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