※気をつけてください
お兄ちゃん同士の恋、が絡んでます。あれ、どっかで見たぞ?聞いたことあるぞ?とか、思っても…
胸の内で秘めといてください。そっとしおくのが、得策です。ええ。
そして女の子が、まったく一切、絡んでないです。つーことは、どんな恋のお話だい?って思われた方は、ここいらで、引き上げましょう。…見ちゃだめ。
知ってるよ!そんな恋を見たい!いや、見てあげてるだけだからねっ^^
っていうお姉さんがた、どうぞー。
もちろん、
その世界の常識を兼ね備えてる方のみで、お願いします!
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ななみ♪さまリクエスト「S→O←Nで三角関係」
すいません、ギャグに…走りました。でも、笑うほどでも…ない、かな…
あと、おーのさんが、ちょっとアレで、二人ともなんか切ないくらい、です。
お気に召して、頂ければ…
ドウゾー
「ちょっと、リーダーに触りすぎなんじゃない?」
「はあ?それ、お前のほうだろ」
収録の後はいつも喧嘩。
ま、喧嘩と言うほど、大したことじゃないんだけど。
いや、でも俺たちにとっては男の沽券に関わると言いますか。
だって、好きな人が一緒なんだもん。
同じグループで。
絶対鈍感だから、こんな目の前で喧嘩してても、きょとんとして見てる。
あー、可愛いから。
そんな目で見ないでくれる?
と、鼻の下が伸びそうなのを隠すために、しょうちゃんを見ると。
すでに伸びきって、見てました。
「鼻の下、伸びてますよ。気持ち悪ーい」
「うっせーな、お前も見てたじゃねーか!」
「しょうちゃんとは、違うし」
「なにが、違うんだよ」
「純粋さ?しょうちゃんの目は、なんかヤラシイ、よ?」
ふふん、と笑って、俺はしょうちゃんの横を通り過ぎ、リーダーの肩を当たり前のように抱いて、楽屋に戻る。
後ろから、ガーガー聞こえるけど、無視。
「なあ、しょうくん怒ってるけど、大丈夫なの?」
「あー、平気平気。ニュース読みすぎて、疲れてるんだよ」
「そっか…疲れてるのか…」
「なによー、俺だって、ドラマで疲れてんのよ。おじさん、癒してくれるんでしょ?」
と、俺はぎゅっとリーダーを抱きしめようとしたんだけど。
後ろから、俺とリーダーの間に、台本がは挟まれて。
振り返ると。
不機嫌丸出しのしょうくんが。
「それは、ずりぃよ」
「じゃあ、しょうくんもして貰えばいいじゃん、ね」
と、お構いなしにリーダーに抱きついた。
嫌そうにするも、ぽんぽんと背中を叩いてくれて。
疲れてるんだよね、と…まあ、可愛いのなんのって。
「じゃあおじさんと、今日一緒に帰るんで」
「おま、抜け駆けすんなよっ」
「抜け駆けなんて人聞きの悪い。大体しょうちゃんだって、この前…」
今度はしょうくんが、鼻で笑いながら、俺と逆の方から肩に手を回した。
「一緒に飯食いに行きましたー。ねーさとしくん。」
「うん、ウマかったなー。」
間の抜けた声に、俺としょうくん、軽くこけました。
いいんだよ、リーダーだから、ね。
「なあ、二人ともさ、なんでいっつも喧嘩してんの?しかも、おいらの前ばっかりじゃない?俺のこと…嫌い?」
この人、本当唐突に物言うからびっくりする。
ってか、自分の事って気づいてないんだ。しかも、嫌いなんて。
逆だっつーのっ。
俺たちは、同時に頭を抱えた。
「さとしくん、それは…寧ろ、好き…なんですけど。」
「もういいや、この際はっきりすればいーじゃん。ねえ、リーダーは俺と、しょうくん、どっちが好き?」
俺は開き直りましたよ。
だって、ねえ。イライラすんじゃん。ああだこうだ、言ってさ。
自信なんて、そもそもないし。大体、二人のどっちかが好きって言っても、恋とは限らないんだけど。
なんか、言われてすっきりしたほうが、良いと思うわけで。
それでも、固唾を呑んで、リーダーの返答を待ってる俺は、相当ビビってますよ。
「それは……」
あ、なんか…これ、オチ見えてますよね。
みんな好き、とか言うんでしょう。
もー、やだよね。
「しょうくん、かな」
ね、ほら。って、えええ…!
嘘…だろ。
思わず、座り込んじゃいましたけど。
「あははっ。ごめんね、にのみやくんっ」
勝ち誇った顔で、俺の肩をぽんぽんと叩く。
さも、自分のもののようにリーダーの肩を抱いて。
負け惜しみも良いとこなんだけど、俺は噛み付くように、リーダに問いかけた。
「なんでよ、リーダー。なんで、しょうさんなの?」
リーダーはまあ、良い笑顔で。
「ほら、この前ご飯おごってくれたし。」
はい、しょうくんの笑顔が固まりました。
今度は、俺のターンかな。ゲーム的には。
俺は立ち上がって、慰めるように肩を叩いてやりましたよ。
「あれ?なんかおいら、悪い事言った?」
本当、こいつ…分かってやってんじゃない?的な。
うん、そんなリーダーだから、好きなんだけど、さ。
見るも、残念なくらい、がっくりとしてしまったしょうくんが、なんか可哀想になって。
「俺って、そんな存在?」
「みたい、ね。多分、今度これで俺が奢れば、にのって言うよ、きっと。」
「マジか…」
「ね、今日は二人で飲みましょうよ」
「うん…そうする」
俄然不思議がる、リーダーを残して、俺たちは初めて、肩を組んだ。
一方通行なほど、恋愛は楽しい
(多分、嘘)
追伸
ななみ♪さまリクエスト「S→O←Nの三角関係」
繰り広げられる、バトル!と言う感じですが…そのぉ、ギャグだし・・・
なんか肩透かし食らった、感じで…本当、すいません…。
しかも結局、どっちつかずで。
そして、さとしくんには、ここ一番の天然パワーを発揮していただきました。
そういうのが…可愛いと思ったんですけど…勘違い、ですかね…。
しょくんと、にのは苦労人、だとも思ってるんで…なんか、報われてない、といいますか…いやはや。
あれ…すいません。
あたしだけ、楽しんで…ますよね、これ。
少しでも、気に入って頂けたら、嬉しいです。
リクエスト本当に、ありがとうございましたっ。
そして…いつも、お世話になってますっ。
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