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サイフォン
あら/しおんりーですよ! 小説がありますが、実在の人物様とは関係ない!という事になっております。ご了承ください。
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※気をつけてください

お兄ちゃん同士の恋、が絡んでます。あれ、どっかで見たぞ?聞いたことあるぞ?とか、思っても…
胸の内で秘めといてください。そっとしおくのが、得策です。ええ。
そして女の子が、まったく一切、絡んでないです。つーことは、どんな恋のお話だい?って思われた方は、ここいらで、引き上げましょう。…見ちゃだめ。

知ってるよ!そんな恋を見たい!いや、見てあげてるだけだからねっ^^
っていうお姉さんがた、どうぞー。
もちろん、その世界の常識を兼ね備えてる方のみで、お願いします!


*******************************************

5万hit御礼リクエスト第1弾!!!
きあらさまより「切ないNO(お互い大好きなのに、すれ違い)」


にのちゃん目線とおーのさん目線に分かれております。

二つでひとつ。
二人で一人。


それでは、ドウゾー!!!!!







「ね、手に入らないものをどうしても欲しいとしたら…あなたならどうします?」

俺はポツリと、その俺が独り善がりに恋をしているリーダーに呟いた。
まだ、誰も居ない楽屋。定位置に決まったソファに、二人きり。
リーダーは俺の質問に、めんどくさそうに返してくる。

「手に入んないのなら、どうにか触って、満足して諦める、かな」
「そこは、男らしく?」
「うん、男前に」

ばっちり決めるね、とリーダーがリーダーの思う男らしいポーズを決めて。
んふふ、と二人で笑った。

「にのは?」
「え?」
「にのはどうすんの?手に入らないもの」

まあ、この流れでは聞かれるでしょうな、と思ってたけど。
いざ聞かれるとなると、ねえ。
困ったものですよ。でも、正直に答えるべきかなと。

「手に入らないなら、しばらく眺めに眺めて、自分のものって勘違いする前に壊す、かな」
「なんか、怖いのな」
「だって、自分以外の奴が手に入れたら、嫌じゃん」
「にのっぽい、かも」
「なによ、それ」

リーダーは途中、怖そうに眉を顰めたけど、すぐに小さく笑った。
そして、俺の膝を枕にして、ゴロンと寝転ぶ。

誰にでも、するんでしょう。
こうやって、誰にでも、甘えて。

それでも、触れたくて躊躇いがちに、その短く切られた髪にそっと触れる。


「にのの膝が、一番サイコー」
「はいはい、そういうのは女の子に言いなさいよ」
「ううん、にのしか、したくない」

ほら、また。
あなたがそんなこと言うから。


勘違いして、しまう。


そして俺は、すうすうとすでに眠ってしまったリーダーの唇に、キスをした。


これだけじゃ、やっぱり壊れなくて。
俺は、小さく息をついた。




**********





「ね、手に入らないものをどうしても欲しいとしたら…あなたならどうします?」


にのが突然聞いてきた。
誰も居ない楽屋。まだ、にのと俺しか居ない。

にのは、唐突にこんな質問をしてくるから、困る。
よくわかんねーけど、なんとなく「手に入らないもの=にの」な気がしてならないから。
俺は頭を掻いて、にのに置き換えて、答えた。

「手に入んないのなら、どうにか触って、満足して諦める、かな」
「そこは、男らしく?」
「うん、男前に」


にのは勘付きやすいから、どうにか誤魔化すようにして、わざと茶化した。
すると、やっぱりにのの答えも気になる。
だって、にのの好きな人が居たら、どうなるのかってやっぱり気になる、から。
辛いけど、ね。

「にのは?」

って、問いかけると、困ったように顔を顰めた。
にのは頭の回転が速いから、すぐに答えると思ったんだけど。
なにか、思いつめたように、俺を見つめて。

「手に入らないなら、しばらく眺めに眺めて、自分のものって勘違いする前に壊す、かな」

壊す、という言葉が、妙に怖くて。
にのっぽくて、にのじゃないような。
言葉に出来ないけど。

「なんか、怖いのな」
「だって、自分以外の奴が手に入れたら、嫌じゃん」
「にのっぽい、かも」
「なによ、それ」


すると、にのが優しく笑うから。
訳分かんないけど調子に乗った俺は、膝に寝転んだ。
するとすぐに、手が伸びて俺の頭を優しく撫でる。

「にのの膝が、一番サイコー」
「はいはい、そういうのは女の子に言いなさいよ」
「ううん、にのしか、したくない」

したくないよ、ニノ以外に。
でも、結構一杯一杯なんだよ。
俺、積極性なんてないから。にのが気まぐれに触ってくるのをひたすら待ってる、だけ。


だから、満足できるわけ、ない。
もっと、もっと、触れておきたい。
触れて、欲しい。

気まぐれで、いいから。


もうすぐで、諦めるよ。
男前に、さ。


だから…もう少しだけ。







それは、メビウスの環

(いつか、それを断ち切って、本当のあなたを手に入れたい)






追伸
きあらさまリクエスト「切ないNO(お互い好きなのに、すれ違い)」を頂きました!


二人とも公でくっついてるのに、裏じゃ、なんとなく気まずくじゃれ合ってる感じを、出して見ました。
すっげー好きなんだけど、お互いプライベートまではありえないよね!って言い合って、勝手に傷ついてる。
みたいな!

本当はにのちゃんの独白だけで、終ろうとしたら、まったくおーのさんの気持ちが見えなくて、取って付けたように
書いてしまいました。
すいません。


でも、自分なりに、切ないねキュン!を書いてみたつもりです!
お気に召して頂けたらなーと思っておりますっ。


リクエストありがとうございましたっっ!













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HN
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無題
こんにちは!お名前のほう、すみませんでした。早速書き換えたので、ご確認ください…!

SSは、ご期待に添えていたでしょうか…!
こういう切ない話は大好物なので…自分で書いててニヤけてました、気持ち悪いですよね、はい…。
もう、頂いたリクエストが垂涎で、考えるのが楽しかったです!私こそ、こんな設定思いつきませんよっ…きあらさんのリクエストあってのお話ですから…!
本当、ありがとうございました!

あとは、男前Oのさんを気に入って頂けて嬉しかったです!ブームなんですよ、自分の中で…!ここはマイナーと言われようと、男前おーのさんを目指して頑張ります(笑)

異常な更新の早さだけが取り柄ではございますが、これからもお付き合いくださいっ!

今回はリクエストありがとうございました!


あめみや 2008/10/21(Tue)15:13:52 編集
無題
こんにちは!早くもリクエストのSSを書いてくださってありがとうございます!!もうあまりの嬉しさに小躍りして喜び叫びました。リクエストの際はあせっていたようで?、無名でリクエストを出してしまい大変失礼致しました!きあらと申します。書いて下さったLOOP、とても素敵でした。お互いに好きなのにすれ違ってるところがやっぱりツボで、私の乏しい想像力では思いもつかない切ないシチュエーションになっていて、ただただ感激致しました。Nさんにごろんと甘えるOさん可愛すぎます♪男前に諦めると男前に言い切るOさんに惚れました。これからも美味しいSSを楽しみにサイトに通わせて頂きますね。今回はリクエストに答えて下さって本当にありがとうございました。私は本当に幸せ者です!
きあら 2008/10/21(Tue)13:01:22 編集
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初めに
こちらは、山が上、下に置く風なグループのお兄さんたちと同姓同名だったり、え!職業も性格も似てね^^?って言う方々がちょっとだけいちゃいちゃしてたりしてます。いわゆる、ビィエルゥな小説を置いているサイトでありブログです。
ここに関係者、また事務所さんとは全く関係ない事を誓います!
居ないとは…思いますが、所謂パ、クリとかしないで頂きたいです。 そして、あらし、さらしは止めてください。また、オンラインブックマークなども、我慢して下さい。本当にお願いします!
感想などは拍手やコメントの方でお待ちしております。それでは、楽しんで頂ければ幸い!ドウゾー!
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