忍者ブログ
サイフォン
あら/しおんりーですよ! 小説がありますが、実在の人物様とは関係ない!という事になっております。ご了承ください。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

※気をつけてください

お兄ちゃん同士の恋、が絡んでます。あれ、どっかで見たぞ?聞いたことあるぞ?とか、思っても…
胸の内で秘めといてください。そっとしおくのが、得策です。ええ。
そして女の子が、まったく一切、絡んでないです。つーことは、どんな恋のお話だい?って思われた方は、ここいらで、引き上げましょう。…見ちゃだめ。

知ってるよ!そんな恋を見たい!いや、見てあげてるだけだからねっ^^
っていうお姉さんがた、どうぞー。
もちろん、その世界の常識を兼ね備えてる方のみで、お願いします!

***********************************************************************



ツルさま リクエストで「NがOを閉じ込めちゃう!」


痛くて、暗い…お話になってしまいました。
にのちゃんも、おーのさんも、ちょっと、どころか、結構アレな感じになってます。
注意してください!



本当、お気に召すかどうか…すいません…。



ドウゾー↓







好きなものは隠す。



これって、動物の本能、でしょう。
だから、俺は隠したの。誰にも、触らせないように。
俺だけを、見てくれるように。







「ほら、今日だけでこんなに」


ベットに横たわるさとしの上に、ばさばさと降る紙の音。
新聞4誌、雑誌3誌。
全部、さとしについて特集が組まれているもの。


『業界騒然!? おおのさとし 1ヶ月経っても行方不明!』


憶測で書かれた記事の数々。さとしは、何の興味を示すことなく、俺の手を引く。
横目で、自分の名前を見下ろして。


「これ、おいら?」
「そう…まだ、諦めてくれないの。さとしは、俺のものなのにね」
「うん。もう、にのしかいらないもん」


さとしは、散らばった雑誌を無造作に床に払いのけて、ゆっくりとベットに俺とともに倒れる。
そして、いつものように。


「ずっと、ニノのものだよ」


彼の腕が首にそっと絡まった。






1ヶ月前。

「ねえ、リーダー、ちょっとうちのマンション来てよ」
「いいよー」

仕事終わりに、いつもの調子でさとしを誘えば、何も知らずにマンションへ来てくれる。
そして、ガンガンに酒を飲ませて。彼を眠りへと誘った。
眠ったさとしを見て、恍惚に体が震えた。これから、もう…自分のものだと、思ったから。
外からしか、開けられないように作った部屋に、その体を運ぶ。
そして、逃げれないように、足枷。


我ながら、狂ってる。


ぐったりと酒に酔ったさとしを見下ろし、一人で笑った。



次の日。


「にの!なんだよ、これ!外せよっ」



体を激しく揺さぶられ、ゆっくりと起き上がった。
案の定、さとしは激しく怒っていた。
そりゃそだろうよ、だって、起きたら拘束状態なんて、日常生活じゃ考えられないよね。

でも、これからは、当たり前になるんだよ。
だって


「だって、俺のものになったんだもん」


そして、その日から、俺のものだって、知らしめる…ために躾、否、これは洗脳なのかもしれない。


最初はさとしを無理矢理抱いた。これ以上、ないくらいに。
涙も乾ききれない内に、意識を失うようにして眠ってしまったさとし。
心が痛かった。だって、好きなんだもん。
本当は、優しく愛してあげたい。

そんな、暴力的なことを1週間毎日続けた。
俺のものだと、分からせる為。何度も逃げようとするさとしを、壊し続けた。
悲しかったよ、だって俺見ると、怯えるから。


そんな間にも、さとしが連絡が取れない、とマネや事務所から相談を受けた。
メンバーの皆も必死になって、探してる。
さとしの携帯は、その日の内に壊してあるから、連絡なんて取れるわけもない。
最後に会ってるのは、俺だって皆知ってるけど、俺はちゃんと帰った、と白を切った。
そして、さとしの心配する可哀想なメンバーの一員を装い続けている。


それから、2週間後。

メンバーだから、疑われることもない。
多少、色々あったけど。ドラマで培ったもので、その場を凌いで。
メンバー不在にも、関わらず仕事は山のように襲ってきて。
しょうくんも、じゅんくんも、あいばちゃんも…憔悴しきった、顔になってきた。
俺も、それにそっと合わせる。

そんな生活を続けて。


知ってる?
監禁とか誘拐された人って、犯人に恋する、事があるって。
頭が、恐怖から逃げ出したいからって、思考が快感を得れるように、恋だと勘違いさせる。
本当、人間の頭って良く出来てるよね。
さとしも、それに近い、現象が起き始めた。

その日の夜も相変わらず、世間は騒がしかったけれど。
マンションへ帰れば。

「おいらを一人にしないで。…にの、一緒に居てよ」

もう、抵抗もしなくなったさとしは、俺が仕事から帰ってくると嬉しそうにして擦り寄ってくる。
抱かれるのが、もはや当たり前になって。帰ってくれば、すぐに俺に跨って。

「にの…、もっと…、ね、もっとして…」

と、言うようになった。そうやって求める声が、俺の耳を侵してく。
それは、神経まで溶かして、歓喜に酔いしれるような感覚。

「好き、だよ…にの。俺…もう、にのだけで居ればいい」





ほら、堕ちていく。





3週間4週間…そして、今に至る。

もう、さとしはどこにも逃げない。
足枷も外した。ずっと、家に篭ったまま、俺の帰りを従順に待っている。

「ただいま」
「おかえり。…ね、しよ」


さとしは、狂ってしまったのかもしれない。
帰れば、食事も睡眠も取ることなく、さとしを抱き続けてる。
声、唇、指、足、全部、俺を求めてくれる。



でも、何かが…違う。



ホントウニ、コレデイイノ?






遠くで聞こえる、誰かの声。
分かってる、でも、聞こえないふりをした。










閉じ込めたのは、誰の心。






「好きだよ」







本能に閉ざされた、本当の

(こじ開けた、





追伸
ツルさまリクエスト「NがOを閉じ込めちゃう!」


…如何で、しょうか…!
なんか、ものすご、暗いし、痛いし…みたいな偏った愛を書いて、みました!
もう、リクエスト頂いた時から、これを書きたくて仕方なくて…!
きっと、もっと愛らしく閉じ込めてみてもいいんですけど…ちょっとお仕置きチックな感じぐらいで…。
でも、ここは…王道を…きんぐろーどを書いて、みたくて…!

気分を害されたら、すみません。
だって、カンキンってはんざ…

すいません。本当…リクエストに答えられたのか、分かりませんが…!
楽しくて、仕方なかったです!
少しでも、お気に召していただけたら嬉しいです!


リクエストありがとうごいました!




PR
この記事にコメントする
HN
Title
Mail
URL
Comment
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
素敵です!
リクエスト応えてくださってありがとうございました!
気分を害すなんてとんでもないです!むしろアレなリクエストでこちらこそすいません!
でも凄く素敵でしたv萌ました!ウフフ~
読みたかったんです、カンキン系!(スイマセン!)
しかもアメミヤさんに書いて頂けるとは!嬉しいです有難うございました!

AUやモラルも楽しみにしてますv
更新頑張って下さい!
それでは失礼しました~!
ツル 2008/11/02(Sun)03:22:44 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
忍者ブログ [PR]


Designed by A.com
初めに
こちらは、山が上、下に置く風なグループのお兄さんたちと同姓同名だったり、え!職業も性格も似てね^^?って言う方々がちょっとだけいちゃいちゃしてたりしてます。いわゆる、ビィエルゥな小説を置いているサイトでありブログです。
ここに関係者、また事務所さんとは全く関係ない事を誓います!
居ないとは…思いますが、所謂パ、クリとかしないで頂きたいです。 そして、あらし、さらしは止めてください。また、オンラインブックマークなども、我慢して下さい。本当にお願いします!
感想などは拍手やコメントの方でお待ちしております。それでは、楽しんで頂ければ幸い!ドウゾー!
ブログ内検索
プロフィール
HN:
あめみや
性別:
女性