忍者ブログ
サイフォン
あら/しおんりーですよ! 小説がありますが、実在の人物様とは関係ない!という事になっております。ご了承ください。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

すんません、昨日の、本編張り忘れてました…ort

※気をつけてください


ちょっとだけお兄ちゃん同士の恋、が絡んでます
女の子なんて、まったく一切、絡んでないです。そんな恋を見たい!いや、求めてたよ!!!!
っていうお姉さんがた、どうぞー。
もちろん、その世界の常識を兼ね備えてる方のみで、お願いします!
やまとかぜのお兄さんたちと同じ名前で、同じ職業だけど、他人の空似だと思ってくださいね^^



もうどんどん続けちゃいますよ!!!
「私のために争わないで!」状態です^^なので、表記かえました。
どっちにつくかは、貴方次第!

アンケートにお答えください。
あめみや、本人もちょっ、どうすればいいの?状態になってます。
ご協力のほどよろしくお願いします…ほんとヘタレですんません…



では、続きドウゾー↓


おいらも、すきだったよ

彼は、そっと呟いた。
その言葉に俺の頭はとっくに処理能力を超えていて。
ふらついた足取りで、身体を壁に寄せた。
視線を泳がしてる先に、ニノの背中を見つけた。
あれは、聞いて、楽屋に帰っていったのだろう。
おおのくんはそれには気付いてない。

喜べよ、俺!って思った瞬間、彼の言葉が鼓膜を揺らした。


「でも、やっぱり、今はおいら、ニノが好きだから」

ごめん、そう彼は言うのだ。これ以上にないくらい、幸せの顔で。
幸せから絶望に突き落とされる、とはこの事だろうか。
足にはもう力が入らず、ずるずると壁伝いに座りこんだ。
慌てて、俺の元にくるおおのくん。

「ごめ、…でも、本当にまつじゅんが好きだったよ」

それは本当に申し訳なさそうに、彼が顔を覗いてくる。

「まつじゅんはモテモテだし、おいらなんかより、もっと良い人が…っ」

懸命に言葉を紡ぐおおのくんが、愛しくて、言葉を遮って頭を引き寄せ口付けた。
びっくりして、声も出ない彼は、目を見開いたまま。
ゆっくりと唇を離す。

「ね、俺…おおのくん、以外いらない…おおのくんがいい」

地団太を踏んで、手に入るならば、子供のように泣き叫んで地団太を踏もう。
どうすれば、君は手に入る?俺のものになってくれるの?
求めるように、差し出した手をおおのくんは優しく、頬を摺り寄せた。

「もう少し、早かったら。…俺、迷わず、まつじゅんの所いけるのに、ね」

慈しむように頬から離し、彼は立ち上がった。
やっぱり、彼は俺よりもずっと大人で、優しい。
ほら、と差し出された手に、その手を借りて俺も立ち上がる。

「ね、諦めきれないよ…俺、ずっとおおのくんの事、見てたのに…」

借りたその手を引いて、彼を強く抱き締めた。
子供でいいよ、とことん子供になって、彼を困らせてやる。
それで、おおのくんが俺の事見てくれるなら。
少しでも気を引いてくれるのなら。

「まつじゅん…」
「ね、好きだよ。どうしたら、いいの?」

彼のされるがままの腕が、俺の背に回される。
ぽんぽんとあやす、その手が暖かい。

「ごめんね」

彼は何度もうわ言の様に呟く。

入り込む余地はないのだろうか。
当たって砕ければ、気が済む。そう思ったのに、いざ砕けてしまうとどうしようもなく切ない。
まだ、砕けてはないはずと淡い期待を抱いてしまっているから。

そんなときだった。俺のポケットから、バイブ音が響く。

「鳴ってるよ、携帯」

と、おおのくんはそっと俺の腕から離れた。
もっと抱きしめていたかったのに、舌打ちを小さくして、携帯を開く。
着信相手の名前に、目を瞠った。





着信:にのみや かずなり







「誰?」
「に …にのから」

彼もそれに驚いた様子だった。
とりあえず電話に出なければ。
あの楽屋に向かった背中は俺しか見ていない。
おおのくんに気付かれぬよう、そして、相手にそれを見透かされないようにしなければいけない。

意を決して、俺は通話ボタンを押した。



「もしもし」
「あ、じゅんくん?リーダーさ、そっち行ってない?もーいきなり出て行って、帰ってこないのよ、あの人」


まるで何も知っていないかのように、いつも過ぎるにのだった。
あまりの自然さに、背が凍る。

「さっき、まで居たけど…もう楽屋に帰るん、じゃない?」
「なんか言ってた?…あー、さっきの事…か。じゅんくん、ごめんね。ちょっと調子に乗っちゃった。」

俺の事、好き、って言うところまで聞いてたはずだ。
どうしてこうも平然としていられるのか。ショックを受けて居ないはずがない。
演技派、と呼ばれる、理由が本当に分かった気がする。

「いや、俺も言いすぎた、悪い…。リーダーも、謝ってくれたよ。」

分かった、と言って何事もなく電話はきれた。
大きく息を吐いた。これほどまで緊張して電話をした事がなかった。
また力が抜けて立っていられない。これ以上情けない所を彼に見られる訳にはいかなかった。

「楽屋、戻ったほうがいいよ。にのが心配してるから」
「でも、まつじゅん…」
「いいから、行けって」

強めの口調で言うと、彼はゆっくりと楽屋に向かった。その間も何度も振り返っては俺のほうを見て。
やっと、姿が見えなくなると床に座りこんだ。


敵を甘く見ていた。
けれど、ここで逃げるわけには行かない。
ここまできて、やっと得られたチャンスだ。
すき、だった。過去形にしたって、事実には変わりない。

あとはこれをどう進行形に移すかだ。

先ほど彼を抱きしめた腕で、自分の肩を抱いた。
感触は消えてない。


けれど、一抹の不安は拭いきれてなかった。



背水の陣
(あとは戦うしかない)










…追伸
ちょ、一回上げたつもりだったのに。
なんか手違いで、アップしてなかった…。
ない!!!!って思った方、本当スイマセン。
私も読み返そうと思った時、クリックしても出なかったんで、血の気が引きました。
しかも、気付いたらメンテナンスになるし…本当スイマセンっ


って事で内容。
もう、軽くサスペンスですよ!
にの、怖いよー。にの、大好きなのに…、なんでこんな酷く書いちゃうんだろう…愛、故かな(遠い目
さて、これからにのをいかに天使として崇め奉るか、を考えないと…
これじゃあ、一方的にまつじゅんがいい人過ぎる^^
スイス、スイス^^
あと、乙女チック過ぎるおおのくん、誰か止めてー…
優しさライセンス特級なおおのくん、もう無理ー。おま、優しすぎるんだよっ
優しさは時として、優柔不断さを招くんだよ^^と次回に縺れ込ませてやる。


どうなるんかなー、と書いてる本人が思ってます。
誰か、これ待ってる人…いるの?とか、確実にヘタレですな^^

次はにの!Verで行きますよ!!
おたの、…しみに…?


今度はちゃんと保存してからアップしますm(__)m

ちょ、出掛ける前にアップしました。行って来まーす。


PR
この記事にコメントする
HN
Title
Mail
URL
Comment
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
忍者ブログ [PR]


Designed by A.com
初めに
こちらは、山が上、下に置く風なグループのお兄さんたちと同姓同名だったり、え!職業も性格も似てね^^?って言う方々がちょっとだけいちゃいちゃしてたりしてます。いわゆる、ビィエルゥな小説を置いているサイトでありブログです。
ここに関係者、また事務所さんとは全く関係ない事を誓います!
居ないとは…思いますが、所謂パ、クリとかしないで頂きたいです。 そして、あらし、さらしは止めてください。また、オンラインブックマークなども、我慢して下さい。本当にお願いします!
感想などは拍手やコメントの方でお待ちしております。それでは、楽しんで頂ければ幸い!ドウゾー!
ブログ内検索
プロフィール
HN:
あめみや
性別:
女性