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※気をつけてください
お兄ちゃん同士の恋、が絡んでます 女の子なんて、まったく一切、絡んでないです。そんな恋を見たい!いや、求めてたよ!!!! っていうお姉さんがた、どうぞー。 もちろん、その世界の常識を兼ね備えてる方のみで、お願いします! あれ?も金曜日にあるドラマで、最終回だった弁護士さんと刑事さんだよね!そうだよね!っておもうけど、あれだよ他人の空似なんで! そっとしとこう…^^ まおーに沿ったようで、沿ってない。 しんでれらのようでしんでれらでない。 なんじゃこりゃ…。って話です! しかも、今までで一番長い話になってしまいました。 もういっそのこと、異次元の話として読んでいただいても良いんではないかな!と。 だって、しんでれら、あんま知らないで書いちゃったからね^^ すいません! それでは、根気良く読んでいただきたい!飽きないで…っ! ドウゾーーー! ある国にそれはそれは美しい少女が居ました。 名は、ともお。 ともおはとても幸せな家庭で暮らしていましたが、あるきっかけで母、大好きだった弟のひでおを亡くしました。 そして、なるせ家に預けられたともおは、なるせ家の兄弟、まきことりょうと大変仲良くなりました。 しかし、更なる悲劇がともおを苦しめます。りょうとその両親が事故で亡くなってしまったのです。 ともおはまきこが悲しむことを恐れ、りょうに成り変ります。ともおなりの恩返し、のつもりでした。 ともおとして傍にいるよりも、りょうとしていたほうが良いに違いない、と。 ですがどうして、ともおがりょうに代わることをまきこは気づかなかったのでしょうか。 実は、まきこは生まれつき両目が見えなかったのです。 声で判断するのも、幼かったともおは声変わりし、まきこも気づかなかったのです。 ともおは家を出たと、して生活を始めました。 順風満帆に、日々を過ごしていきました。ですが、ともお、もといりょうは胸に秘めた暗い過去を背負ったままでした。 母やひでおが亡くなったのが、この国の国王の息子、せりざわなおとの所為だったからです。 国王の息子が、事故とは言え、人を死なせてしまった、となれば一大事です。 国王は反乱をおきるのを恐れ、それを闇雲に隠してしまいました。 りょうは全てを知っていました。幸せそうに暮らしていても、いつか、きっと復讐を、と誓っています。 りょうとして、結果的に入れ替わったのも、この為だと言っても過言ではありません。 りょうは、国王や王子のなおとに近づくために懸命に勉強をしました。 ひでおや母のことを思い出せば、勉強も苦痛にはなりません。 その努力を見ていた魔法使いのやまのが、りょうのもとへ訪れました。 「王子に、会いたくはないですか?」 「…会いたいです」 「この招待状をあげましょう」 魔法使いが渡したのは、赤い封筒。 その中には、タロットカードが入っていました。 「これは…」 「まだ、知らなくていいんです。とにかく、王宮へ急ぎましょう!」 「ですが、私にはそんな資格はありません!」 りょうは庶民です。王宮へ入るには高貴な身分、もしくはそれに準ずる職業の人しか入ることはできません。 そう、この招待状があっても。 「じゃあこれを」 魔法使いが出したのは、弁護士のバッチ。 りょうが寝ずに勉強していたのはこの弁護士になるためでした。 弁護士になれば、王宮へ入る資格になります。 「…いいんですか?」 「大丈夫です、あなたなら。ひでおの悲しみを晴らしてください。ですが、ひとつだけ、条件があります」 「なにを」 「王宮に入れるのは午前0時まで。それまでに、帰らなければ、そのバッチが消えてしまいます」 「わかりました」 「では、必ず…ひでおの…」 魔法使いは体を震わせ、最後に憎しみを込めた声を残し、消えていきました。 りょうは魔法使いの悲しみに気づいて、バッチを握り締めました。 「ともお、見ていてくれ」 輝くバッチを胸にりょうは王宮へ向かいました。 もちろんバッチをつけたりょうは、止められることもなく王宮に入ることができました。 豪華な装飾品に囲まれた王宮は、りょうを圧巻させます。 進めば進むほど、贅を凝らしたものばかり。 身分の違いで、こんなにも世界が違う、同じ人間なのに。 こんな人間に、ひでおは… りょうの心が、憎しみで埋もれていきます。 魔法使いの計らいで、りょうは国王の開くパーティーへと入ることができました。 りょうは懸命に、国王と王子を探します。 すると大勢の人に囲まれた姿が。 11年間もの長い年月、憎んできた顔です。見間違えることはありません。 りょうは、憎しみに震える体を堪えて、柔らかい微笑で国王に近づきました。 りょうはとても美しい容姿であったので、人の目を惹きつけます。 それは、当然のように国王の目に留まりました。 「そこの君!」 「…私でしょうか?」 「そうだよ、君だよ!…なんて美しいんだ。弁護士、なんだね?どうだ、私の元で専属の弁護士にならないかね」 「…ありがたき幸せ」 国王は美しいりょうを一目で気に入り、自室まで連れて行きます。 そこには王子の姿がありました。 王子はこのパーティーが厭わしいのか、詰まらなそうにソファに横たわっていました。 「なおと!お前に紹介してやろう」 「…なんですか…」 「弁護士のなるせりょうさんだ」 「はじめまして、王子。貴方に会えて、光栄です」 りょうは王子の前に行き、そして跪きました。 見上げた王子の目は、赤く照れているようでした。 「あ、えっと…俺、せりざわなおと言います!はじめまして!」 なおともりょうの美しさに見惚れてしまっています。 そしてなおとは、りょうを連れ出し、王宮の様々な所を案内してくれました。 時間は楽しく過ぎていき、なおとはどんどん、賢く麗しいりょうに惹かれていきます。 すっかり気を許したなおとはりょうに悲しい過去を話し始めました。 「昔、人を死なせちゃったことがあって…事故、にしても、ですけど、やっぱり自分のせいで死なせちゃったから…ずっと後悔してるんです。今でも。だから、その家族の方に会いに行こうって言っても、身分とか世間体とか変な柵があって、会えなくって…」 なおとは優しい風が吹くバルコニーで、小さく涙を零します。 りょうの胸が痛みました。まさか、こんなにも王子が苦しんでいることを知らなかったのです。 きっと、なに不自由なく暮らし、楽しんでるに違いないと思っていたのですから。 「なおと、さん…」 「すいません!初めてあったのに、こんな暗い話。しかも、泣くなんて…情けないっすよね!」 気丈に振舞うなおとに、りょうは愛しさにその体をそっと抱きしめました。 その行動には、なおとも、そしてりょうさえも驚いています。 しかし、二人とも引きつけられるように、離れようとはしません。 暫く二人は抱き合っていました。 すると、鐘の音が。 りょうは、はっとして体を離します。 時間が刻々と迫ってきているのです。 二人っきりで警備もいない、最高のチャンス、です。 しかし、焦りがりょうを襲います。 心が揺れ動いて、胸に隠してあったナイフを取り出す勇気がありませんでした。 「なるせさん…?」 明らかに動揺しているりょうに、なおとは不思議そうに見ています。 「すみません…、もう、帰らなくては…」 「でも、まだ…」 「ごめんなさいっ」 「待ってください!」 りょうは、なおとの前から走って逃げ出しました。 なおとに自分が惹かれたこと、そして怖気づいたしまったことに涙を零しながら、りょうは王宮を抜け出します。 しかし、なおとが後ろから追いかけてきます。 走って気づかなかったのでしょう、りょうのポケットから赤い封筒が落ちていくのを。 なおとは走るのをやめ、その赤い封筒を拾いました。りょうの姿はもう見えませんでした。 封筒の差出人は「あまのまこと」と書かれていて、中には一枚のタロットカード。 「なんだ、これ…」 たった一枚のタロット。 ですが、あの麗しい弁護士を結ぶもの。 なおとは、そのカードを大事に持ち、すでに居なくなった長い廊下を見つめました。 「絶対、探し出してみせる」 なおとはそのタロットを見つめ誓いました。 一方、りょうは。迷路のように広い王宮から脱げ出すと、鐘の音が激しく響き渡りました。 胸のバッチはゆっくりと煙のように消えてなくなりました。 これでもう、なおとには会えない、のです。 復讐ができる最高のチャンスを、逃してしまったこと。 なおとにもう会えないこと。 ジレンマのようにりょうを襲います。 苦しくて、涙が止まりません。 家に帰り着いても、抜け殻のようでした。 着ていたスーツを、ゆっくりと脱ぐと、魔法使いから貰ったあの赤い封筒を無くした事に気づきました。 どのポケットを探してもない。 王宮までの道のりを辿ってみてもない。 あの封筒は、もうはいることのできない王宮の中で落とした、ということになります。 りょうは諦めて、家路に帰りました。もう、会うことはないと。 そして、なおとは。 「このカード…なんですけど」 国の占術を行うしおりのもとに、なおとは向かいました。 しおりには物の思念を読み取る力があります。 「この、カードですね」 しおりはそのカードに手を伸ばします。 なおとはその様子を、じっと眺めていました。 なにか、手がかりになればと。 「…っ!…見えました…」 「なにが?」 「小さな家。風見鶏…車椅子の、女性」 なおとはすぐさま、風見鶏のある家に住んでいる、車椅子の女性を探させました。 もちろん、居ても立ってもいれないので、国王の目を盗んで、警察に扮し、街へ降り立ちました。 次男坊で、あまり公の場に出る事のないなおとは、誰にも気付かれることはありません。 しかし、その日にりょうを見つけることは出来ませんでした。 諦めようとしました。ですが、あの夜のことがなおとは忘れることが出来ず、思えば思うほど恋焦がれるばかりでした。 それから、何日か過ぎたころでした。 警備のなかにしがなおとのもとに走ってきました。 「なおと!見つかったぞ、お前が言ってた、風見鶏があって車椅子の女が住む家!」 「本当にっ!?」 なおとはなかにしからのメモを受け取ると、一目散に走り出しました。 王子と言う、意識はそこにはなく、静止の声さえも聞こえてはいないようです。 メモを頼りに、向かうと。 外路地にひっそりと建っている風見鶏がある、小さな家を見つけました。 裏に回って、庭を見ました、百合に囲まれたきれいな庭。 その中に、車椅子でそっと何かを見つめる女性、とその傍らに佇む、りょうの姿でした。 「なるせさん!!!!」 とっさに声が出てしまいました。 りょうは、その声に気づき、きょろきょろを周りを探し出します。 聴力に優れるまきこは声の方向をりょうに指します。 「どなた…ですか?」 庭を出たりょうは、そっと声を掛けます。 王子の格好のまま来ているなおとを見て、りょうは目を見開いて驚きます。 「なお…いえ、第二王子が、なぜこんなところに…?」 「なるせさん…いえ、りょうさん、俺…ずっと貴方を探しました…やっと会えた」 なおとは駆け寄って、りょうを力強く抱きしめます。 りょうも、恐る恐る抱きしめました。 「どうして、ここに…?」 「赤い封筒、タロットを拾って…まあ詳しい事は…後で…今は少しこうさせてください」 時を忘れ、あの王宮の夜のように暫く抱き合っていました。 二人とも落ち着いてきて、ゆっくりと体を離します。 「りょうさん、俺と…王宮に来てくれませんか?」 なおとはそっとりょうの足元に跪きます。 手を取り、手の甲にそっと口付けます。 「…ですが、貴方と…身分が…」 「そんなの構いません。それに…弁護士なら、大丈夫…じゃ」 「…っ、あれは…、僕は、弁護士と偽って貴方に近づきました」 「え…」 「全て話せば、きっと貴方は僕を恐れ放れて行くでしょう…。こういう形で貴方には会いたくなかった…、けれど、伝えなくればいけないようですね。」 りょうは悲しそうに目を伏せ、そして、なおとと同じ目線まで、膝を下ろしました。 「あなたは、事故とは言え死なせてしまった、人間がいますと仰っていました。私はその死んでしまった人間の、兄です。 どうにかして、貴方に近づいて、貴方を苦しませようとしました」 なおとは絶望に肩を落としました。 こんなにも自分がした行為が、大切にしたいと思った人を苦しめ続けていた、ということに。 「俺…」 「ですが、出来なかった。貴方がすでにあまりにも苦しんでいたから…」 「すみません…、ずっと…貴方を…」 「もう、忘れる事にしました。貴方の事を。」 なおとの顔が涙で濡れていました。 りょうの指が優しくそれを拭います。 「ですが…探してくれて、ありが…」 「なるせさん!俺を許さなくてもいいです、いいえ、許してはいけないんです…だから…」 「なおと…さん…?」 「居なくならないでください…っ。いつ殺されてもいい、なんなら、俺から死んでも…」 「なに言って…」 「矛盾してるし、身勝手だって分かってます!でも…なるせさんの事、を、もうこんなにも愛してるんです…」 なおとは、りょうの目を見つめます。りょうの目にも涙が溢れていて、二人の顔がゆっくりと近づいていきました。 それは、引き寄せられるかのように。 重なった唇が、その証拠で。りょうの心に、すでに復讐心は無くなっていました。 「なおと、さん…私も、貴方が好きです」 それから、二人は王宮に住む事はせず、国を離れ、仲睦まじく永く永く暮らしました。 庭にはたくさんの百合の花を咲かせて。 めでたし、めでたし (夢なら愛したまま、で) 追伸 あれー…ギャグにするつもりが、めっちゃシリアスに書いてしまってますね^^ ってか、ともおのままでいいやん、って話ですよ。言うよね~ そっとしといて、その辺。 なんとなく、こういうパロを書いてみたかったんです…! 以上! 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初めに
こちらは、山が上、下に置く風なグループのお兄さんたちと同姓同名だったり、え!職業も性格も似てね^^?って言う方々がちょっとだけいちゃいちゃしてたりしてます。いわゆる、ビィエルゥな小説を置いているサイトでありブログです。
ここに関係者、また事務所さんとは全く関係ない事を誓います! 居ないとは…思いますが、所謂パ、クリとかしないで頂きたいです。 そして、あらし、さらしは止めてください。また、オンラインブックマークなども、我慢して下さい。本当にお願いします! 感想などは拍手やコメントの方でお待ちしております。それでは、楽しんで頂ければ幸い!ドウゾー!
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